24日の話。午前中<オーシャンブルー>の今川さんとゲストのI 川さんと私の3人で長潜り。ゆっくり話をするヒマもあらばこそ、ダッシュで大学に戻り、後輩(「困ったやつ」参照のこと)が大ちょんぼをしでかしてくれた発表のやり直し授業に出た。
作り直したパワポ自体は、前回よりマシではあった。しかし発表自体はひどかった。練習を全然していないのがアリアリの下手クソなナレーションで、しかも質疑応答の際、論文に掲載されている表や図の説明がまったく、ぜんぜん、できなかった。
全訳を手元にもらってから5週間でアレか・・・。
ゼミで毎回、ポスドクの慎美子さんが、表の読み方書き方(の、我ら学生の至らなさ)について、あれほど正鵠を射た指摘をしてくれるのに。
その論文に対して100パーセントの興味のある人間は、論文の端から端まで読んでくれるだろう。しかしほとんどの研究者は忙しいゆえ、まずはアブストラクト(要旨)と表しか見ない。その出来を見て、全文を読むかどうかを決める。だから書く側にとっては、アブストと表を見て、あ、この研究はおもしろい、と読者に思わせることが大事。 このあたりは広告の手法と非常に似ていて、おもしろい、と思ったものだったが。
つまり研究者にならんとするなら、アブストと表と図を的確に読める能力を培わないといけない、ということだ。
それをやつは理解しているのだろうか?
授業後、植物研の同期の「あのさあ、きみ、あれから発表の練習、したの?」との問いかけに「は?」とヘラヘラ顔で問い返し(これに対しては、さすがの同期も呆れて「いや、もう良いよ、終わったことだし」と言った)。その後研究室に戻って自席に腰掛け、隣の椅子に足を乗せて「くつろぎ」ポーズをとった後輩を見て、私の脳内でブチ、と音がしたね。
もはや愛など欠片も感じぬ。
民間企業やフリーランスで生きてきた立場からすれば、あのような輩は淘汰されて然るべき。
あれなどに優しい態度で接することなど、・・・ほんと我が研究室の皆さんはやさしいです。