昨日の写真のつづき。腹足側を撮影。さて何か?
ヒント:アメフラシ目の一種。幼体。
幼体っていうのは、ほんの子供、という意味です。赤ちゃんではない。赤ちゃん時代は幼生といって、ウミウシの場合プランクトン(海中を漂って暮らしている)です。
この子はたしか、慎美子さんが採集してきた紅藻をソーティングしていて見つけたんだった。
私も昨日、うふふ☆な幼体を見つけましたよ。海ではなくて、水槽で。
水槽のウミウシを全部引き上げたら、入れた記憶のない、2mmあるかないかの小さなちいさなウミウシがいた。
プロポーションが成体(大人)と違って、全体の半分くらいが頭部でね。人間の幼体も頭でっかちだが、ウミウシの子供もかなりの頭でっかちだ。しかしウミウシには脳と呼べるほどの脳もない※し頭蓋骨もない・・・、それはともかく、大きな頭部に大きな触角がのっかっていて、しきりにひょいひょいと動かしている。そのしぐさが超かわいい!
小さな側足をひょこひょこ動かしながら進むさまも超かわいい!
さてさてこいつは?
ヒント:アメフラシ目。幼体。でも前のとは違う。
(後日追記:)
→これ間違い。嚢舌目。なんでこういうわかりきった間違いを書くかなあ。
いつぞやのシラウメウミウシ問題とか。プロクロロンをクロプロロンとかプロロプロンと言い間違えるし。
大いに反省し、論文で間違えないようにしなくては。
明日海に行けたら、帰してきます。
研究材料ではなく、かつ解剖できないような小ささのウミウシを固定するのは心が痛む。・・・こういうことを言ってるうちはアマチュアですが。
(後日追記:)
明日、ではなく、明後日、海に帰してきました。
※ウミウシは脳なし、あるのは神経節。で、その神経節は心臓の下側(腹足面側)にあって、触角や口のある頭部にはおまへん。頭部が大きいのは生きるために先ず触角を発達させる必要があるからだと思うんだけど、どうかなあ。
私が世のため人のためにならないことに一生懸命になっていられるのも、この国が現在戦争をしていないからです。今日は日本が戦争に負けた日。戦争に懲りた日だと思いたい。