カリフォルニア軟体動物学会の学会誌 『The Veliger』 に、我が2本目の論文が通った。
投稿したのは昨年の、11月頃だったかな。この時は郵送。
1ヶ月後に「ちゃんと届いてるか」メールを送った時は、エディタのDr. Geerat J. Vermeij から「おう、届いてるぜ」と返事がきた。
しかしそれからの数ヶ月、何の音沙汰もなかった。
そこで「私の投稿論文って、今どうなってるの?」メールを送ったのだが、なぜか無視された。
半年以上たってから、再びメールを送ったところ、Dr. Vermeij ではなくDr. David R. Lindberg から「あ、やば。忘れてた。ごめん、すぐ見る」と返事がきた。
なんでも、エディタがDr. Vermeij から Dr. Lindberg に替わった際に、私の投稿論文は引き継ぎを忘れられてしまったようなのだ。ひどいぜリンドバーグ(私は今、偶然にも、この先生の書いた本を読んでいる)。
その「すぐ見る」から約2ヶ月。
9ヶ所の書き直し指示。いずれもシリアスな直しではなかったので、一晩で書き直した。
それを送ったのが昨日で、アクセプトされたのが今日。
あの半年間を返して・・・。
んー、でも、ウミウシ屋なら知らない人はいない 『The Veliger』 に掲載されるのだ。
うれしいです。
今回の論文も、多くの方々のご協力のおかげで書けました。ありがとう。
以下は論文に書いた謝辞でございます。
Acknowledgments
We are indebted to
Atsushi Ono (Dive service Ono nyi nyi) and (My husband's name) for their helpful advice and encouragement. We thank
Sayoko Matsuda (Scuba House K’s),
Yuki Hoson,
Kenji Takasaki, and
Tomohiro Natani for providing the photographs of
Gymnodoris alba and
G. inornata feeding on prey. We also thank
Kotaro Tanaka (Diving Club Concolor),
Mike C. Miller (“The Slug Site” webmaster),
Kaoru Imagawa (Ocean Blue),
Hisako Yamada,
Haruo Kinoshita, and the members of our laboratory (
Yuzo Ota,
Aoi Kojima,
Kanako Kamekawa, and
Nagisa Sugiyama) for their kind help in collecting
Gymnodoris spp. and prey candidates. This study was partly supported by the 21st Century COE Program of the University of the Ryukyus, Okinawa, Japan.
お名前を太字で示した方々には別刷りを送付させていただきます。
論文投稿後、ご協力くださったS本さんにも送付させていただきます。
他にも興味のある方は連絡ください。別刷りまたはPDFをさしあげます。
ただし印刷所から別刷りが届くのは、きっと1ヶ月以上先の話よ。
さて3本目の論文の準備をしなくちゃ。さっさとあと2本論文を書いてさっさと卒業しないと生活が破綻するわ。