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数日前のこと。 ウミクワ先輩が「中野さんって、大度なんか興味ありませんよね」という。 大度海岸。歩いたり泳いだりを繰り返さないとアウトリーフまで行けない、めんどくさい場所。 しかしアウトには一度は行きたい。沖縄に住んでいる間に。 「んー、まあ、そうだねえ、別に興味ないわけではないよ」 「では行きましょう! といっても僕は磯歩きなんすけど」 「なぬー? 誘っておいて、磯歩き? あんな遠く(注:大度海岸は本島南部に位置し、大学からだと車で1時間かかる。万座に行くのと同じくらい)まで行くのに磯歩きだけ?」 「いや、僕も海には浸かりたいです」 そこで大度の後、隣のポイントでスキューバをする計画をたてて、ゼミ発表を終えて一段落したホヤ後輩♂も誘って南部にGO。 大度ではスキンダイビング。ホヤ的には何か知見を得た模様。ウミクワ的には収穫薄し。私の収穫はゼロ。 すぐさま隣のポイントに。 大度とはほんの数km離れただけだが、こちらのアウトリーフは波高し。 「うひゃー、アレを乗り越えていくのか。大変かも」 浜の階段に腰掛けてお弁当を食べながら、しばし呆然と沖の波を見る。 「どうしますか」 「どうすっかねーダンナがバディだったら『やめとこう』とダンナが言って『ぶー』と私が文句たれて結局行かない、というパターンだろうね。うちのダンナは慎重だから」 「僕はスキューバはやめときます。手前のタイドプールでウミクワ捜します」 「わたしらは、どうするかね」 「行くだけ行ってみましょうか」 「ダメなら途中で引き返そうかね」 で案の定ダメでした。最初のヤマ、具体的には波を超えて、さああと少しで沖だ、というところで2番目のヤマに阻まれた。波に巻かれて水中で2回転×2回。比喩的に表現すると、洗濯機に放り込まれたみたい、サイダーの中に放り込まれてシェイクされたみたい。ここで切り込み隊長は「これ以上沖に行こうとして頑張ると命がけになる」と判断、まだ最初のヤマを超えたか超えないか、あたりにいたホヤ後輩♂に大声とゼスチャーで退却の号令をかける。 戻る途中、水深3m×12畳ほどの穴があったので、そこで30分ほどたたずみ疲れをいやし、そのあと波に後押しされるように陸に戻る。 タイドプールに戻るとウミクワ先輩の姿がない。 そこでタイドプールでしばしたたずみ疲れをいやす。 しばらくすると「こんなところで何やってんすか?」と頭上から声がして、水面に顔を出すとウミクワ先輩が立っていた。 「かくかくしかじかで、いやはや、やれやれだったよ。で戻ったら先輩がいないから、ここでくつろいでいたの」 ホヤ後輩♂も戻ってきて「いやー海藻、海草だらけですねここは」 「そうなんだよーカイメン全然なくてさ。で、あっち(岸の右端)からあっち(岸の左端)までカイメン捜してうろうろしたけどカイメンなくて海藻と海草ばっかり。カサノリ多かった」 「そういえば、ここはカサノリタマナウミウシのタイプ産地じゃなかったかな。きっと春は嚢舌目うようよだね」 「沖はどんなかなー」 「春にリベンジ」 といいながら大学に戻る。 「僕はウミクワが少しとれたから研究室に戻ります」 「あたしタンクを返しにいかないといけない」 「まだエア半分くらい残っているのに、もったいないですよね」 「じゃ残タンで砂辺で潜る?」 「いいですねー。さっきのはスポーツだったから、今度は生物観察したいですね」 そこでウミクワ先輩とは駐車場でさよなら。ホヤ後輩♂と私は砂辺に行って、約40分潜水。砂辺にはチャツボボヤがいない、ということを改めて確認した。ウミウシ的には1個体ゲット。やった。これで明日実験ができる。 エキジット後、超特急で撤収するが、それでもタンク屋の閉店時間に5分遅刻する。 帰り道、例によっておなかがすく。 「なんか食っていかん?」 「食いましょう! 何を食いましょう?」 「どこか美味しい店知らない? 北谷から大学までって、58号線は左側ずっと基地で、食べ物屋さんないんだよね」 「330号線沿いの店って居酒屋か、駐車場が狭いか、どっちかなんですよね。なんで居酒屋の駐車場はどこも広いんですかね……そうだ、、330号線沿いの、つけ麺屋さんはどうですか?」 「あー、あの店ね。もしかして、つけめん屋なのにデザートがうまい、という店?」 「え、そうなんですか?」 「私もよくは知らないし、その店があの店かどうかもわからないんだけど、宜野湾市の330号線沿いに、デザートが麺より先に売り切れるつけ麺屋があるらしいのよね。那覇の知り合いが、わざわざ食べに来るって言ってた」 「へー。那覇からわざわざですかー。僕はそんなめんどくさいことしないな」 「あたしも」 「でもたしかにあの店のつけ麺はうまいですよね」 そこでつけ麺屋に突撃することに。しかしつけ麺屋の駐車場は、330号線沿いの店の常として狭くてたいへん停めにくかった。必死のパッチで車を突っ込む。 メニューを精査したところ、ありましたよ、うわさの「味噌プリン」。 抹茶のなんちゃらと味噌プリン、1個ずつ頼んで後輩と半分こして、おそるおそる口にしたところ……美味しい! 「おおー。これはいい。沖縄で初めて、美味しいスイーツに出会えたって感じ」 「この味噌っていうのが絶妙ですね」 「多すぎると味のバランスが崩れるね」 などと論評しながら、いただきました。 朝10時半から夜8時まで、潜っている時以外はずっと先輩&後輩としゃべっていた。ふだん研究室では各自の研究に忙しいので、海に行く往復の時間は良いコミュニケーションタイムである。 「盛りだくさんでしたねー今日は」 と、本日3人の中で最も多くの知見を得た後輩は、にこにこしながら帰っていった。 帰宅後、器材を洗い、7人の方にメールのお返事を書き、これからNHKスペシャル「永田町の攻防」を見て寝る。
by hofukutei
| 2009-12-02 23:52
| 大学院での日乗
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