大学受験の頃、受験英語(読み書き)はそこそこできた。偏差値で71~74 くらいだったかな。
が、それっきり、だったので、今の英語力はダメダメである。
そんな私のダメ英語の添削をするのに、先生いたってお疲れの様子。
たしかになあ。博士後期課程でこのレベルじゃ、恥ずかしいと思う、我ながら。
そこで、よし! 英語の勉強をやり直そう! と受験参考書を買ってみたのだが、ああいうところに書いてあることはたいがい頭に入っている。
なのに英語が書けない。
なんでこんなに書けないのだろう。
日本語を書くことで生計を立てているヒトが、なぜ別の言語になった途端にこれほどダメダメになるのか。
今日の昼過ぎ、徹夜明けで家に帰る時、歩きながらそんなことを考えていた。
そして、卒然としてわかった。
読み足りないのだよ。
いくら受験参考書や「英語科学論文の書き方」みたいな本を読んでもダメだってことだ。
英文を書くんだから、英文を読まないと。
日本語で書かれたものを読むのは小学校の頃から好きで、ヒマさえあれば本や雑誌を読んでいた。ライターで生計が立てられる程度には語彙も豊富だし、自家薬籠中のものとしている言い回しも多い(はず)。少なくとも「嬉しいビックリ」を表現するのに「驚愕」を使うほど言葉を知らない人間ではない(はず)。
運動センスはないが言語センスはあるはずだ。
英文だって、ヒマさえあれば読んでいる、くらい論文を読めば、語彙も増えるし言い回しも覚えるはずだよ。
という、アホくさいほど明快な答えが睡眠不足の頭にひらめいた次第。
実は、英文はたくさん読んでいる。
しかし、読んでいるのは記載論文ばかりだ。だから語彙が増えないのだ。
これは、軽めの恋愛小説ばかり読んでいて経済書や哲学書や歴史書を読まないと、語彙は増えないし教養だって身につかない、ということと同じだね。
しかし今から組織学や集団遺伝学やらの論文を読んでも活用する時間はない。
せめて行動学の文献はもう少し読むようにしないと。わたしゃフィールドワーカーなんだから。
それから統計学の知識をもう少し身につけよう。
前向きな気持ちになったところで、報告。
先生にコテンパンに怒られながら、ひいこら言いながら書いた3本目の論文、ほぼ出来ました。
あとは投稿先を決めて、投稿規定に則して若干書き直すのみ‥‥‥ところが投稿先が全然、決まらないんですよ。
候補が3つほどあるが絞りきれない。
本来は投稿先を先に決めてから書くものなんだけどね。
今日中に決めようと思ったんだけど、今日はもう帰らなければ。帰ってすぐに寝なければ。
なにせ3時に起きてサッカーを見ないといけないのでね!
------------------------------------------------
上に書いたこととまるで同じことを、実は先生にも何度か言われた。
しかし私は命令されてもハイハイと従うことができないんだよ。命令されたら「なぜこのような命令をされるのか」を考える、その前にひとまず抵抗するか無視をする。かのホリエモンが「社長をやってましたので、他人に命令されて指導されることがなかった」と言うてはりますが、私もまったく同じです。
でも今回は自分の内なる声が「読めよ、さらば与えられん」と言いよった。
自分で目標設定ができたので、私の英語はもう大丈夫(であってほしいと心から願う)。