N 先生の学生の育て方、から話を広げて、もう少し書きたくなった。
テーマが違うので別立てにします。
実現性がない(実証するには時間がかかりそう)からとアレするなコレするなという指導教官より、無駄かもしれないけど面白いと思うならアレもやれコレもやってみろ、という指導教官のほうが学生は研究していて楽しいはずだ※。最終的には自己判断なんだし、若いうちにアレコレやるのは(やって挫折するのは)いいことだ。それだけ懐が深くなるのだから。
※もちろんこういう先生ばかりだと、いつまでたっても学位がとれないで苦労する院生が増えるかもしれないけれどね。しかし、そもそも「学位は3年でとれるものだ」と考えるほうが甘いのだ(今は甘い時代だ)。
学生の将来(就職など)を考えれば、指導教官は指導に慎重にならざるを得ないだろう。それはわかる。
ブレイクする研究者なんてそうそういないから、あおるより安全で確実なこじんまりとした研究をさせて、学位をとらせたほうが、立ち位置的に無難だろうし。
しかしブレイクする可能性のある院生にアレするなコレするなと言って、才能の芽を摘んでしまうのは、いかにも勿体ない話だ。
まーね、ブレイクするような院生は、アレするなコレするなと言われれば、窮屈になって外に飛び出すだろうけどね。
別に研究に限った話ではないよ。
昨日の話<畏縮する日本人>の続きになるけどね。
一般的日本人は、やれケガするからナイフを使うなとか喧嘩するなとか、傷つかないようにリスクを負わないようにと行動するからね。
だからブレイクする人は、研究者でもスポーツ選手でもアーティストでも、こじんまりした日本を出てしまうのだろう。
おっと。
私は自分が「ブレイクする院生」と言いたい・言っているのではありません。
私など残りの人生タカが知れている。だから好きにさせろ、というか、既に好きにしている、と言っているだけだ。
うちのダンナも「この研究テーマは40代の社会人大学院生のアナタだからやってもいいと言うけど、プロパーの院生にはとても勧められないわ」と指導教官(♀)に言われたそうだ。
しかしその♀指導教官、今やうちのダンナの研究テーマが手に負えなくなったらしい。
であるなら、広瀬先生が私を半ば放し飼いにしているのと同様、彼女もその社会人院生=ダンナを放し飼いにすればよいではないか。と思うのだが、彼女は勉強はできるが社会性がゼロのバカ女性研究者にありがちな「私は偉いのだから私の言うことを聞きなさい」態度でダンナに接しているようだ。
こういうバカ♀博士は一発殴ってやりたいものである。
女の研究者には、こういう視野狭窄な人、けっこういるのよね。
主語が「私が」しかない人、といってもいいかもしれない。
あ、これはちょっと前に「女の敵はフェミミスト」に書いたことと同じだ。
発泡酒の勢いで話がそれてしまった。
失敗しても怒らず、ほめてこそ人は伸びると私は思う。
星飛雄馬の時代じゃないんだから、しごきは通用しないし、アレするなコレするなも論外。
かつて、アシスタントや部下がいた頃、私は彼女らをよくほめたつもりだけど、よく怒りもした。決してよい上司ではなかったとの反省も込めてそう思います。
ただしアレしろコレするなと口うるさく言わないと何もしない・できない人も世の中にいるのはたしかだ・・・。
今日はブログに1時間も使ってしまった。1日30分と決めているのに。
明日からは1日15分以下にしよう。