久しぶりにMy主治医に会ってきた、じゃなくて、診察してもらいに行ってきた。
ついおしゃれして病院に行っちゃったよ。
先生も琉球大学の大学院の博士課程に在籍しているもんだから、病気以外の話が半分以上。
「えーっと、今年卒業でしたっけ」
「いえ、今D2なので。来年です」
「そうかー、えらいですね」
「いえいえ私など、なんちゃってドクターです」
「僕もねー、去年はちょっといろいろあったから、今年出ますよ」
「この3月ですか?」
「じゃなくて来年の3月」
「じゃあ卒業は来年度ですね」
「そうか、そうですね。そうそう。来年の3月の卒業式には僕、出ますよ」
「同じ年に卒業ですか。じゃあ先生と同期ですね?」
「そうですね」
既にドクターな人(しかも主治医)と同期で私もドクターになるのか、なんだか変な感じだな。でも私はMy主治医が大好きなので同期っていうのはなんだか嬉しい・・・あっ!
私は社会人の長期履修制度を使うことにしたから、あと2年、大学院にいるんだった!
悲しい・・・・
My主治医は来月から南部にある病院に転職だ。
「わかりました。じゃあ来月からあちらに通います」
「遠いですよ?」
「なんの。那覇のちょっと先ですよね。誤差です」
「じゃあ必ず予約して来てくださいね、予約がないと診られない病院なんで。それから、最初に来るときは、これを持ってきて」
といって紹介状とレントゲン写真とMRIの写真を渡される。
今日は生まれて初めてブロック注射なるものを打ってもらった。
「こちらの病院でも対応できるようにデータを残しておきます。試験の前に肩が痛くてどうしようもなくなった時にブロック注射を打ちたいとか、湿布だけほしいとか、そういう時はこちらの病院に来たらいいです」
「今日これから打ってくださいってお願いしてもいいですか? 実は今ですね本を書いていて、死ぬほど肩が痛いんです」
「いいですけど、本て何ですか、論文じゃなくて?」
みたいな感じでえんえんと・・・。
My主治医、話すときの顔と口調が非常におだやかで、なおかつ手が綺麗なんだよなあ。指が長くて美しい。
整形外科医の美しい手。
私、手の綺麗なオトコが好きなもんで、話をしながらついつい主治医の手に見入る。
うちのダンナの首を切開した手・・・。
近い将来沖縄を離れるとき、My主治医と離れることを、なにより寂しく思うような気がする。