成田に住む大学時代からの友人に電話をする。1週間たったし、そろそろ電話してもいいかと思って。
彼女も家族も無事。よかった。長男の通う高校が休校になったので、彼が率先して買い物や近所のおばちゃんたちを助けているそうだ。高校生は役に立つ。
成田もガソリンがない。スーパーにも何もない。近所の酪農農家が、「流通がストップしているけれど牛は毎日乳を出すので・・・」と近隣に牛乳を無料で分けているとか。
何か送ろうかと思ったのだが、買い占めははばかられるし「近所の手前受け取りにくい」「農家の知り合いから米をもらえたので、うちはこれから家にこもっても1ヶ月はもつ」と彼女がいうので食料品を送るのは思いとどまる。
食べ物がなくて困っている家は、報道されているエリア以外でも茨城・千葉にはたくさんありそう、とのこと。
彼女がいうには「長男が地震のあと帰宅したら、近所の人がみんな家の外に出て庭に這いつくばっていたそうだ」。
あの時の恐怖と繰り返された津波の映像、放射能報道のあいまいさが買いだめに走らせているんだね。
これって半分以上、人災だよ!
とにかく被災していない地域の人は買いだめをしないで。
彼女は地域ミニコミ誌の編集長をしているのだが、報道系のミニコミではないので、しばらく休刊にせざるを得ないと言っていた。
「うちもこれからどうしようと思うけど・・・被災地の人のことを思ったらねえ」と。
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9日たった今日になって救助される人がいて、すごく嬉しい。あきらめたらダメなんだね。
@kharaguchi 福島のラジオ局です、不眠不休でがんばってます。皆さんに紹介して下さい福島の現状がわかります。
http://www.ustream.tv/channel/rfc-radio
福島のアナウンサーの人の努力には頭が下がる。聞いてみて。
以下ふたつ、池田信夫さんのツイッターより。
「問題は専門知識じゃないんですよ。専門家の意見はほぼ一致している。問題は原発が「核爆発する」とか「チェルノブイリになる」とかいうデマをいかに排除するか。私が常識的なことをあえて書いているのもそのため。」
「ただし政府にも東電にもリスクを過小評価するバイアスがあるので、気をつける必要がある。特に今度の事故で一番リスクが高いのは、プルサーマルの3号機。プルトニウムが多いので、軽水炉より危ない。 」
私もチェルノブイリ型災害になるんじゃないかと思っていた時があったので、大いなる反省を込めたうえで皆さんにお願い。
みなさんここをクリックして、PDFをダウンロードして読んでください。
これも読んでおくといいかも。「原子力発電所が「原爆」には絶対にならない理由」by Alasdair Wilkins (翻訳されてます)