津波の時にNHK に出ていた東大の都司嘉宣先生を、つい先日、琉球大学の構内で見かけたような。
あれは幻だったのか。
地震や津波に限らず、
研究者の言うことは信用したほうがいいよ。という好例として都司先生の書かれた一文にリンクを張っておきます。一般の人向けに書かれているので安心してクリックしてください。
もちろん御用研究者もボンクラもいるので、研究者の言うことを全て信じよとは言わないけど。
都司先生はNHK で「被害にあった土地の人は(言いよどみながら)もう同じ場所に住もうと思わないで、もっと高い場所に住んでほしい」とおっしゃった。この発言は津波研究者としての良心の発露だと思う。同じことを5年前、上記リンクの本文中「巨大津波の対策はない」という見出しの一文でも書かれている。
あれだけひどい津波に遭って、過去にも津波に遭って、今後も津波が起こりうる。つまり、復興しても子孫がまた同じ目に遭う可能性がある、そんな場所を、また復興したいと願うひとびと。
理性では割り切れない「ふるさと」というものへの思い。ふるさとがない(大阪をもう「ふるさと」と感じることはできない)私には今いちわからない。そういう思いを抱くものなんだな、と理解はできるけど。
将来のことはさておき、今はいったん県外の避難所に行って体を休めないと、具合が悪くなっちゃいそうで心配です。
悲しいとは思うけど、見つけられない家族のことを諦めきれないとは思うけど。早急に行政単位での避難を半ば強制的に行わないと、このままだと過労死・突然死する人が増えることは間違いない。
→23時50分からのNHK の持論公論でも同じことを言っている。もはや公論なんだね。