3月16日付の記事「検察にも天誅を」に、福島県の佐藤栄佐久前知事のことを「前の福島県知事、佐藤栄佐久さんは原発反対派だった。」として、栄佐久前知事を逮捕した例の検察を糾弾する内容のことを書いたところ、福島在住の読者の方から以下のお返事をいただいた。
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中野さんは佐藤栄佐久前知事について誤解されているかもしれません。
原発反対は表面的なポーズで、ゴネてゴネて東電から地域振興等の名目で金を引き出していた金権知事という見解もあります。自民党&栄佐久で箱物・土建のヤリタイ放題が過去の福島県でした。
そのような遺物の代表が福島空港です。JAL撤退、利用者減、家賃収入減、これら過去のツケを民主党出身の佐藤雄平知事が対応しています。現実問題、県の税収を保つためには原発容認は止むを得なかったのでしょう。前田元検事も悪くはありますが、栄佐久は東大法学部出身で法律的知識はある筈なのです。信念があるなら折れることはないと思うのですが。県民にとって栄佐久の醜聞は数々あります。
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ものごとを見極める際には賛成派と反対派、両方の意見を聞いてから判断しないといけないものだが、時として片側の意見だけを聞いて自分の意見を決めてしまうことがある。
ということで、上記の記事は反省材料としよう。
と思った矢先、週刊ポスト2011年4月8日号に、「東電に警察・公安から天下り多い理由 暴力団からの「用心棒」というタイトルで以下の記事が載った。
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原子力発電所の用地買収や反対派の説得交渉は暴力団や悪徳ブローカーの格好の金づるとなるため、一民間企業の東電社員にそれを抑え込むことは困難だ。そのため、「蛇の道は蛇。闇社会に顔が利く組織や人物に頼らざるを得ない」(東電の元幹部)となる。
東電の用地買収に関わった土地ブローカーが語る。
「電力会社はどれほど反対があっても発電所を作らなくてはならない。工作に注ぎ込むカネも潤沢だ。だから、ゴネる側も交渉を代行する側も要求が膨れあがる。
関西電力の話だが、1990年代に進められた石川県の珠洲原発建設計画(2003年に中止)の用地買収に協力した暴力団組長が、見返りとして関電に30億円を要求したことが明らかになった。民間同士の取引なので事件化することはほとんどないが、この種の話は東電でも腐るほどあった」
東京電力に警察・公安関係組織の天下りが多い理由もここにある。
「彼らを受け入れるのは、暴力団やブローカーの要求がエスカレートするのを防ぐため。いわば用心棒役です」(前出の元幹部)
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ものごとを見極める際には両面ではなく、側面からも見なくてはいけない、ということだね。
まだ10時なんだけど、睡眠不足かな。デッドラインまでまだ48時間くらいあるので、ちょっと寝る。