今回も例によって帯のキャッチコピーから扉やカバーのデザインから全部自分で考えている。キャプションの配置まで数mm単位で「ああしろ、こうしろ」とやかましいし。こんな風だから私は部下(後輩・弟子)が育てられない。でも今回の本の担当編集者氏は理解があるというか信頼してくれているというか、ある程度まかせてくれるのでたいへん仕事がしやすい。
それにつけても『ウミウシガイドブック』版元のTBSブリタニカ(現在阪急コミュニケーションズ)の編集者はひどかった。担当編集者も上司も私のアイデアに文句ばっかり言って生産的なことは何ひとつしなかったくせに、いつの間にか奥付の私の位置が担当編集者の彼女の後になっている(外注だからしかたないけど)。しかしね、実質的に私が編集した本なのに、最初は私を「編集協力」にしようとしたんだからね。ふざけたやつらだ。カバーの色もキャッチコピーも内容も私の言うとおりの本にしたから売れたんでしょ。『本の雑誌』でもほめられたキャッチコピー、あれは誰が考えたと思っているのかしら。あの時の無礼の数々、跪いて謝ってもらいたいわ。10年以上前の話だけど、今思い出してもハラがたつ。最後のほうは互いに喧嘩腰だったし、あの出版社とはもう二度と関わらないと思うけど。
あのクソ編集者どもと闘った記憶しか残らない『ウミウシガイドブック』以外、本作りは常に楽しかった(やってる最中はしんどいけど)。特に福音館のYさんとは刺激的なよい仕事ができた。Yさんや今回の編集者氏とはまた仕事がしたい。
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昨夜の水野解説委員は久しぶりに元気の良い解説を聞かせてくれた。3月には言いたくても言えなかった「メルトダウン」と「東電批判」を、やっと正々堂々と言えるという喜び? に満ちていた。
メルトダウンしたのは1号機だけではなく、おそらくは2号機、3号機も。
根拠となった記事はこちら。
しかしこんな状況なのに、原子力安全・保安院は、依然として1号炉のメルトダウンさえ認めていないのだそうだ。
詳しくはこちら。
アメリカでIMF のじいさんが強姦未遂だかわいせつ行為の強要だかで逮捕されたけど、サルコジの陰謀らしいね。権力者がまずいやつを失脚させるために痴漢の容疑をかけるって手法、用の東西を問わないんだね。それとも竹中がサルコジに教えたのかしら。かわいそうな植草さん・・・
こんなことを書いているくらいですから、今はブレイクタイムです。Photoshop 仕事が一段落して、これからまたPDF を延々と眺め続ける仕事(校正)をしないといけない。今はその前の小休止。シフトチェンジ中。
今日は全体的に小休止モードでいこうかな。などとも。