「さあ、今日からあなたは大学院生です! 今日からは好きなだけウミウシの勉強をしてください」といわれて早5年。この間どれだけウミウシの勉強をしたかというと、そんなにしていないような。進学して他の無脊椎のことをいろいろと知ることになり、興味が分散したようなところもあった。
しかし今、生活のために1日数時間他のことをしなくてはならなくなると、俄然またウミウシの勉強がしたくなり。
ま、そういうもんでしょうな。
ほんでもって今日はRudman の1987年の論文を、ひいふういいながら読んでいる。
Diversidoris aurantionodulosa というウミウシがいる。今のところ1属1種。
写真はSeaSlugForum からの無断拝借。この
Diversidoris てのはどういう意味かなあと前から疑問に思っていたのだが、今日読んだ論文に答えが載っていて、長らくの疑問が氷解した。うれしい。
しかし、あまりにもがっかりな意味だったので、がっかりもしている。
どういう意味か知りたい? いや、知らないほうがいいと思うな・・・
タイプ産地はタンザニア。しかし激レアではあるが沖縄にもいる。学名はがっかりなので、すてきな和名をつけてやらなくちゃ。綺麗なウミウシなのだから。