うちの研究室では来客に(時間が許せば)特別講義をしてもらうことにしている。そこで先週打診してみたところ、ジェロームさんは快諾、どころかやる気満々。
そこで昨日は告知ポスターを作って学内に貼って回った。
当日の今日はビデオ録画のスタンバイをしていたところ、時間になってセミナー室に来た広瀬先生が「中野さんが司会してぇや」。
「え、ええ~? あたしがですか? 先生やってください~(泣)」
「そんなん聞いてへんで。それにこれは中野さんの仕事やろ(毅然)」
う~。
やるしかない。
ということで、司会をやりました。
もちろん英語でですよ。原稿もなし、前もって何も考えておらず、いやもうあわてました。
どうなることかと思ったけれど、どうにかなった(と思っているのは本人だけかも)。
ジェロームさんはクモヒトデの生物発光の研究をしておられる。その講義を少しだけ・・・
発光する生物は陸上にも少しはいるけど、主に海の中にいるんだよ。
さまざまな動物が海の中で光っています。
それにしてもなんのために光るんだろう?
オフェンス(攻撃)と、ディフェンス(防御)と、交尾相手と出会うため、と言われているよ。
発光のメカニズムは発光バクテリアが光るものと、ルシフェリン・ルシフェラーゼ反応があってね。
クモヒトデは緑色に発光するのと青色に発光する種の2タイプがあるんだ。
というような話は聞いて理解できるんだけども、発光物質の話になると(つまり化学の話になると)ちんぷんかんぷん。私の化学の知識は中学生並み・・・
あとで小渕博士から「おもしろかったですね」とメールをもらったが、私は「半分はおもしろかったけど、残り半分はよくわからんかった」だったよ・・・
明日はジェロームさんの潜水最終日。