今日も歌舞伎町に行った。
旗を持った人を先導に、何組もの中国人の団体客が歌舞伎町を見物に来ている。中国人たちはホストクラブやキャバクラの看板の前で、大はしゃぎで記念撮影をしている。その横を綺麗なおかまやホストがすり抜けていく。
そんな人たちを見るともなく見ながら歩いていて、「熟女キャバクラ」なる店を見つけた。
どうやら30代後半から50歳くらいまでのうっふん☆な女性が店内で待ち受けているらしい。
「いいねー熟女キャバクラ! あたし、ここでバイトしようかな」
ダンナは笑っている。
「あのさー笑ってるけどさ、あたし学生時代は銀座でホステスのバイトして、おっさんにやたらもてたんだよ。今でもやれないわけがない」
「(笑)お客相手にどんな話をするんだよ」
「ウミウシの話」
「(呆)それならキャバクラじゃなくてウミウシバーにすべきだよ。ウミウシの形の製氷皿でウミウシアイスを作って、それでウイスキーの水割りを作ってさ。で、ウミウシのかぶりものをかぶってウミウシの話をしたら、きっと理枝の友達が入れ替わり立ち替わり来てくれるよ」
「うーん、でもねー、それはどうかなー。☆☆さんも★★さんも☆★さんも◎◎くんも酒、飲めないんだよ」
「ええー?」
「彼らは酒を飲むよりパフェ食べてるほうがいいんだよ。ていうか体質的に酒が飲めないんだよね」
「だったらウミウシカフェだね。カフェなら女の人もきてくれるよ」
ウミウシカフェねえ・・・