実はもう3日目なのですが、気管支炎をやってしまいまして。
ほっとくとヤヴァい気配なので、かつてのかかりつけ医、笹塚の坂本先生のところに行ってきた。
病院帰りに笹塚の<カルディ>で、以下のものを購入。
サングリア、フルーツティ4種パック、マンゴーティ(これもフルーツティの1種ですね)、抹茶ラテ。
サングリア以外は既に開封して飲んでいる。フルーツティとマンゴーティと抹茶ラテは残ったら広瀬研究室へのおみやげにする。
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新宿行きの中央線の中で、こぎれいにおしゃれをした女子ママ(ギャルではない)とパパが阿吽の呼吸で赤ちゃんを交代でだっこしているのを見て「若い夫婦の子育てを見ているのはいいものだなあ」と思い、坂本先生の病院では男の子2人を診察に連れてきているご夫婦と少し会話を交わし「子育てって面白いのかも」と、子供を産んだ我が人生をフト想像したりした。
帰り道、新宿から東京に向かう中央線は向かい側の席の夫婦の会話が聞こえる程度にすいていて、そして私の向かいに座っていたのは子育てなどとっくの昔に終わっただろう老夫婦だった。
安物のスーツを着た、いかにも人生の負け街道を歩いてきた風なダンナのほうが、ダンナのお古らしいコートをそれなりにおしゃれな感じに着こなしている奥さんに向かって「お前は約束した場所でオレを待っていなかった」だの「待っていたっていうけどどうせ2、3分だろう」だの「いつだってお前はオレの言うことを聞いていない」だのと延々と言っていた。奥さんのほうは「そんな約束はしていません」とか「その話は聞いていません」とか「もっと長い時間ちゃんと待ってました」だのと言い抗いながら、時々あくびをしたり、目線を車窓に泳がせたりしていた。
この女性はダンナに延々となじられるのを、このように右から左に聞き流して今まで生きてきたんだろうな。
いや、聞き流すことで、今まで生きてこられたんだろう。聞き流さないと生きてこられなかったかもしれない。
と、想像した時にその女性と目があってしまい、なぜか私が辛くなってしまった。
ふたりは四谷で乗り換えるはずだったが、ダンナのくどくどとしたしゃべりが終わらず、「あ、四谷だ」と立ち上がったときには既にドアが閉まり電車が動き出してしまった。ふたりはよろめきながら元の座席に座り直し、そして再びダンナのなじりが始まった。
男は今どきの草食化した男のほうが断然いいね。
と思いながら改札を出た。疲れたのかして帰宅してすぐ寝てしまった。起きたらダンナが晩ご飯の準備をしていた。晩ご飯は親子丼だった。
「2人で卵を3個使うのがちょうどいいね」とダンナが言った。
「1人1個だと寂しいし、2個使うと多すぎる」
夫婦って、そんなものかもしれないな。などと思いながらダンナの作ってくれた親子丼を食べた。
美味しかったけれど多すぎて、少し残してしまった。