宜野湾の海邦病院の耳鼻科は本日休診。そこでどの耳鼻咽喉科に行くべきか悩んでいるうちに正午になってしまい、己の優柔不断さを呪っているところに前田たろすけ博士から電話。
「実は今、沖縄にいまして」
「沖縄?」
「中野さん忙しいかと思って連絡しなかったんですよ。でも津波で海に近寄れないみたいで」
「津波?」
「なんかね、ラジオで地震だとか津波だとか言ってるんですよ。それで今日は採集ができなくなりました。で、本題なんですけど、ブログを拝見したところ中野さん、D論のスライドで苦しんでいるようですね。時間ができたので、もしよかったら僕が見ましょうか」
もちろん一も二もなくお願いしました。
たろすけ博士は大学に来て、2時間以上もつきあってくれた。
そして結論。スライドの構成を抜本的に変えることにした。
そのあと5年前からの懸案事項であった「前田たろすけ博士と上野コペ博士を引き合わせる」を実行、3人で西原の我部祖河食堂に沖縄そばを食べに行く。
往復の道中も、食事中も、2人の博士が寄ってたかってアドバイスと激励をしてくれる。2人で私の沖縄そばの代金を払ってくれたりも。なんだかものすごく大事にされている気がする。ありがたくて胸が熱くなる。
作っていても全然まったく楽しくなくて、パワーポイントに向き合うのがイヤでイヤでしかたなかった。先日などはDさんに「発表会には来ないでほしい」とすら言った。けれど今日、今までの構成をぶっちぎる決心がついたことで、ようやく気合いが入った。
耳鼻科には行けず、今日発送する約束をしていた標本も送れなかったけれど、それは明日やればいい。とにかく昨日と今日の皆さん(幸塚・前田・上野の3氏)のアドバイスと激励のおかげで、やっと前に進める。ありがとう若い先輩たち。感謝感謝感謝。
せっかくエンジンがかかったので、今日は頑張れるところまで頑張ろう。発表日まであと9日。