高知には「柏島」という一大ダイビングポイントがあるが、柏島は魚好きのゲストが多すぎて、魚にはほとんど興味のない私は柏島で潜りたいとはあまり思わない。柏島の友人知人のガイドとは飲むばっかり(笑)。
そんな私は高知では、基本的に研究所前の海でセルフで潜っているわけですが、時々は柏島に行く手前にある一切(いっさい)や樫西(かしにし)にあるダイビングサービスのお世話になっている。
一切の<
スクーバハウスK's>のさよこさんとは、さよこさんがガイドさんになる前からのおつきあい。まさかウミウシ探しが得意なガイドさんになるとは思ってもいなかった。嬉しい驚き。今回も世話になっております。
黒潮生物研究所のある西泊は樫西地区の中にあり、西泊の近所の周防形には<
ダイブカーム>というサービスがあります。オーナーの小谷さんは黒潮生物研究所にいらして研究員の方とよく話をしている、生物好き特にウミウシ好きのガイドさん。今日はその小谷さんと潜ってきました。琉大院生時代にすっかり貧乏生活になじんでしまった私は、ボートダイビングばかりしていてはダメだ、足腰が弱る。贅沢すぎる。水面移動して行ける距離なのに・・・とついそんなことを思いながらバックロールエントリー。
小谷さんは自称「出会い運がない男」で、しかも今は夏の終わりというウミウシ的には悲しい季節。しかし出会い運がないどころか、トンプソンアワツブガイを6個体くらいと、その他数種のドーリス類、数種のミノウミウシ類を見つけてくださいました。とりわけターコイズミノは嬉しかった。小谷さんの撮りためた写真も見せていただきましたが、よく調べておられてなんちゃってPh. D. はタジタジ。
冬、ウミウシの季節になると、波荒れる柏島とは反対に樫西地区は波穏やかになります。冬またよろしく小谷さん。今から楽しみ~!