宮崎2日目、ダンナは大学時代の友人と朝から出かけ、私はホテルで寝たきり。
夕方、ダンナが戻ってから、ホテルから徒歩1分の駅前のうどん屋に遅いランチを食べに行く。
夜、腰をコルセットでぎりぎり巻きにしてから初日の夜(つまり前日)の焼き肉屋<サラン>に再度行くことに。焼き肉2連チャンなんて人生初かも。ま、そのくらい美味しかったわけですね。
初日に行ったのは南宮崎駅にある本店で、2日目は宮崎駅のほうにある中央通り店。本店と中央通り店のコースメニューはやや異なっており、2日目のほうがゴージャスであった。
地鶏も豚トロも豚バラも牛ロースも牛カルビも美味かった。
「ああ~うまい~」「ひ~、これもうまい~」と、ひとくちごとにいちいち身震いし雄叫びを挙げつつ。完食後しばらく放心した。
最後にクッパ。「戦い済んで……って感じ」というとダンナは笑っていた。これで1人3,000円ほど。
飲み屋の集まる通りにあった「ダイヤモフド」なビル。
帰りがけ、ふと入った繁華街の酒屋で見つけて即買いした「赤猿」。鹿児島で一升瓶を見つけ、ラベルのデザインに衝撃を受けた焼酎だ。しかし一升瓶買いはリスクが高い。悩んだ末に「次回鹿児島に来た時は必ず買おう」と決意したのだった。こんなところで900ml 瓶に出会えるなんて。900ml 瓶のラベルの迫力は一升瓶ほどはないが、900ml であるがゆえに買わずにはいられない。しかし実はこの時点で焼酎は既に5本目。「黄猿」は泣く泣く諦める。次回は「黄猿」と、国分の「芋」という芋焼酎を絶対に買う!
宮崎3日目。あいにくの雨。腰痛未だ治らず。しかしレンタカーで観光する予定を敢行する。私は助手席のリクライニングシートを可能な限り倒して「寝たきり観光」。おおお、これは、と思った時だけ座り直して外を見る。
シーガイア。この建物のどこかにスティングがいて、あのCM撮影をしたのだな、と思いながら撮影。
シーガイアから南下して日南に。宮崎では数日前に伊勢エビが解禁になった由。「オレ、伊勢エビってちゃんと食ったことがない」とダンナが言ったので、本日は伊勢エビ記念日。(古いですよね、ていうか、わかるヒトいるのかしら)にすべく海鮮丼と伊勢エビの味噌汁定食を食う。
伊勢エビはともかく、海鮮丼はがっかりなお味。
道の駅フェニックスに寄り「鬼の洗濯岩」を見下ろす。
「私が見たいのはこれじゃないよ~!私がかつて写真で見たのは鬼の洗濯板といって、もっと広大で、ヒトが上を歩いていた!」と言うと、「岩も板も、両方あるみたいだけど……」と言いながらダンナが車を停めて検索し、板は青島という場所にあることが判明。
雨の中少し引き返して青島に到着。しかし板のある場所までは手前に立ちふさがる駐車場に車を停めて、駐車場代を払わないと行けない、地方の観光地によくある悪システムになっていた。しかもそれらの駐車場から板までは500m ほど歩かないと辿り着けない。
「雨の中、500m も歩くのは理枝の腰に悪い」ということで板の見物は諦める。
「ここから宮崎駅まで車で何分で帰れる?」
「そうだなー30分くらいかな」
「じゃあ今から帰っても、夜の宴会までにまだ1時間半ほどあるね」ということで温泉に行き腰をいたわることにした。
ところが選んだ温泉、ホテルサンクマールの日帰り湯から、鬼の洗濯板がばっちり見下ろせた。さすがに温泉の中にTG2を持ち込むことははばかられたので写真はないが、「結果的に見たいものが見られて、よかったね」(ダンナ)。
よかったです……。
夜、ダンナは宮崎の友人たちと宴会。私は再び寝たきり。
腰痛で動けないことでダンナの友人たちには気を遣わせてしまった。しかし寝たきりなりに楽しい1日ではあった。