飯田には名物お菓子がいろいろとある。その中で興味を持ったのが赤飯まんじゅう。
山田さんは「それよりも美味しいものがありますよ……」と言われたが、好奇心を持ったら買わずにはおれぬ。
赤白1個ずつ買い、帰宅後電子レンジでチンしていただく。
包丁で切り分ける前に写真を撮ればよかった。とにかくまんじゅうの餡が赤飯だってこと、わかりますよね?
食べつつ、由来に思いを馳せる。
「きっと、赤飯を炊きすぎて、余ったから作ってみたんだよ」(わたし)
「そうかな? 俺は、<めでたいまんじゅう>を作ろうと考えたんじゃないかなと思うよ。めでたいものって何かな。めでたいものめでたいもの……、あっ、赤飯だ。と思いついて作ってみた。赤飯もまんじゅうも、冷えても蒸せばいいし、この組み合わせはいいんじゃないかなと思って。という説はどうかな」(ダンナ)
しかし、赤飯まんじゅうの説明書きにはこうあった。
「時は江戸時代、飯田城下のお百姓さんたちにも贅沢品御法度令が出され、お赤飯をたべることはまかりならぬ、との厳しいお達しが出されました。
困ったお百姓さん、ならば見えぬようにお赤飯をおまんじゅうの皮の中に隠してしまえ、と考えだされたのが(中略)以来三百五十年(後略)」。
隠してまで食いたいものかしtら。まぁとにかく、話の種にはなりました。