今日は珍しくダンナが友達の家にギターを抱えておでかけしたので、私は晩ご飯を昨日の胡麻担々鍋の残り物で済ませ、和文論文の執筆に専念。家で仕事に専念していると喉のつかえ感を忘れていられる。
最後にいちおうWoRMS で学名の変更などないか、チェックしておこうとして……、見つけた。
ヨゾラミドリガイ、
Thuridilla vatae が、なんたることか、
T. vataae になっている!
うわー。
私の持っている全てのウミウシ図鑑は
vatae になっている。しかしあのWoRMS が
vataae としているのだ。
いや、しかしWoRMS だってミスをすることもある(あった)。
こうなると、もう原記載論文にあたるしかないではないの。
調べたら、原記載は以下の論文。
RISBEC, J. 1928. Contribution a I'etude des nudibranches
Neocalddoniens. Faune de Colonies Francoises, 2: 358-365.
買うのは高い。どうしようかな。誰かに頼んで送ってもらおう。誰がいいかなあ。
などとやっていているうちに、まもなく今日が終わる。
疲れた。
追記:
いろいろ調べた結果、
vatae はミススペリングで、
vataae が正しいってことがわかった! 嬉しい! 1987年のゴスライナーの図鑑のミススペリングがそもそもの原因だったようだ。そういやゴスデステンス図鑑(インド・パシフィックのウミウシ図鑑)も大御所が作った割にミススペリングが多かった。大御所が間違えるとみーんな間違えるんだなあ。改めて、原記載にあたることの重要さを思い知る。