父の病院には、滞在中ほぼ毎日通っている。さぼったのは大雨の日、父が「今日は来えへんでええで(=来ないでいいよ)」と電話をしてきた日だけ。
行って、ご所望の食べ物と新聞を渡して、1、2時間しょーもないことをしゃべって帰る。
午前中、掃除をして、洗濯物を干して、母と買い物に行って(または母の病院に付き添って)、昼食を作って、母と食べてから出かける。
帰宅してから夕食を作って、母と食べる。お風呂の掃除をして、お湯を入れる。
以上が私の仕事。
朝食づくりと、毎回の食器洗い、お米を研ぐ、洗濯、取り込んだ洗濯物をたたんでしまう、のが母の仕事。
あと何年、これができるかな。
でも今回できるのは明日まで。明後日には東京に戻ります。
うちの父は問題児ならぬ問題親だったので、縁を切っていた時代も長かった。しかし両親ともに傘寿を超えた。いなくなってから「あの時ああしてあげればよかった」「こうしてあげればよかった」などと後悔しないように、出来る限りのことはしてあげようと思う。
そこで今晩は母とテレビをたくさん見た。「家族に万歳」と「プロフェッショナル」、2時間も見ちゃった。
そのあと母が寝てからもテレビを消さず、「サラメシ」まで見た。サラメシおもしろいね!
今日は病院を早めに出て、きしわだ自然資料館のKさんと、なんばで落ち合い2時間ウミウシの話をしましたよ。
帰宅途中、なんばの丸井でダウンのコートを買った。
「いやーこんなにええのん、もろてええの? こんなにお金使わせて……」と母が言ったので、
「親孝行させて」と言ったら、母は喜んで受け取ってくれた。
というわけで今日はワタシ的には母の日。
こんな毎日が続くと、論文を書く時間がほとんど作れそうにない……のが怖いけど。
日々幸せに、長生きしてほしい。
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