今回のスギ花粉逃避行は最長でもたった10日という短さ。けれど、たった10日間でも花粉から逃れられ、しかも「明日葉王子」「八丈のプリンス」として今やすっかりアイドルとなったコウタローくんと潜れるのでアイアムヴェリーハッピイです。
今回の滞在、前半は京大瀬戸臨海の院生と一緒。
今日は爆弾低気圧のうねりの中、2本潜りました。
今回のウエットスーツはちょっと変則的。相変わらずロクハンですが、上下とも新品だとウエイトが10kgを超えて腰痛になるのがわかっていたので、昨年秋からロングジョンのみ10年前の古いツギハギだらけのを延々と着ていたわけね。なのでジャケットは既に30本ほど潜り、ロングジョンは2本め=ほぼ新品。流石にツギハギの股間のあたりから冷水が流入するには寒すぎる水温だったので、購入して1年以上たち、ジャケットの気泡も程よく潰れた今回は上下セットで潜ることにした(古いやつは捨てた)。さすがロクハン新品。水温15度でもぜんぜん寒くない! エアが残っている限りまだまだ潜っていられそうだった。
しかし、いや、足の浮くこと浮くこと! まるで着慣れないドライスーツを着てアタフタしているビギナーのように「あっあっ、やめてっ、足が浮くっ、逆立ちしてしまうっ」との姿勢で1本目は終始しました。
実は昨年秋「これだ!」というドライスーツ(スキューバプロ謹製)を買ってみたのですが、サイズが合わずに泣く泣く返品・断念したのだった。でも水温15度までなら、わたしもうロクハン(ただし新品)でいいかも。そういえばこのロクハンのデビューも昨年1月、水温15度の鹿児島だった。あの時は1時間45分くらい潜った。一緒に潜ったU野くんは5ミリワンピで、15分ほどでエキジットした。彼はもうドライスーツかロクハンを買っただろうか(U野くん分類学会で会いましょう)。
ウミウシは、冷水塊のおかげで、アオウミウシとホシゾラウミウシを一度に見られた。これって実はすごいことなのよ!
あとはもういろいろ。ハチジョウミノウミウシとの和名を提唱したミノウミウシに久々に会えたこととか。例の、名前のないウミコチョウとか。あとは……あ、論文と図鑑で初出にするので、ブログみたいなメディアには出さないでおこう。
ところでコレはなんだと思う?
右手の骨のヒビと肉離れが完治していないのでエキジットで苦しい局面がありましたが、そこはスーパーガイドとその弟子がきっちりフォローしてくれました。
ケガしたのは2月10日。もう1ヶ月半たったんだけどなあ。はやく完治してほしい。ちなみにお箸は持てるようになりました。
コウタローくんの4番目の弟子(梅ちゃん)がすごい良いガイドになっていた。いったん他の仕事を経験しているので社会人としてのマナーができている。押し付けがましくないし、でも仕事はものすごいきっちりしている。
コンカラーが男性スタッフ2人きりのムサいショップだと思っている女性の方、八丈は上級者向けの海だと思っている方、コンカラーなら大丈夫ですよ!
明日は晴れるみたいです。よかった……。
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