「Cladobranchia」の訳語は見つかった。いつもちょっと小馬鹿にしている、例のあのでかい本に載っていた。せっかくmy先生がくださった資料なんだから、バカにする前にちゃんと見ないとね。……資料はもう十分見ているつもりだったんだけど。机の上だけでは間に合わなくて、今は布団の上とか食事用のテーブルの上にまで資料を広げているので、おかげで部屋がゴミ屋敷状態。……で、 [unassigned] 、これは、もう、お手上げ。「所属不明の」で意味は正しいけど、なんつうか、ねえ。それで寝る前にmy先生にメールで相談した。勢い余って先生にメールを2時間半かけて4通も書いてしまった。今頃笑っているだろうなー。
とにかく、[unassigned] Cladobranchia は通過し、Euarminida もやっつけた。やっつける前に6時間悩んだけれども。未記載種を載せると、Euarminida の終わりが奇数ページになってしまってですね。これはどうしたもんかと……。偶数ページ、つまり見開きの左側に扉がくるなんて、そんな恥ずかしい本は作りたくない。でも、せっかくの未記載種を載せないのは辛い……。原稿は既に8割くらいはできているので、こういう問題すなわち「どの写真を載せるか」「どの種を落として、どの種を掲載するか」に、多くの時間を使っている。新しい写真がどんどん出てくるし新しい論文もどんどん発表されるので、それに対応しながら最適な台割を求めて四苦八苦しているわけです。
それで昨夜は6時間くらい悩んで、そして結論を出して、ただいまDendronotida 。この分類群はそんなに難しくない……数種を除いては。
Dendronotida は、こればっかり研究している外国人と知り合いなので、まぁなんとかなる。あと1回原稿と写真と台割を見直したら手離れするはず。
そして遂に、最後にして最大の難関、ミノウミウシだ。いよいよヤマ場です。
尤も、毎日毎日ヤマ場を迎えている気もしますが。
上記記事とは無関係に、先日のお誕生日祝いのワイン。事務所から徒歩30秒の店、美味しかったです。
私好みの渋くて美味しい赤ワイン。
鴨にするか牛にするか迷って、牛にした。頑張りたい時は牛肉をがっつり食べるのがよい。
ごちそうさまでした!
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