週末に滞ってしまった分を、馬力を出して片づけた。
雑誌の仕事は、明日一段落の予定。
Webデザインの仕事は、さっき一段落。英語サイトが残っているけど、日本語のほうはほぼ完成。
夜、八丈のコウタローくんに仕事の件で電話をして、おもしろい話を聞いた。
コウタローくんと共著で論文1本書いてみようかな、という気になりました。
「このウミウシは何ウミウシ?」よりも突っ込んだ疑問を持ってくれるダイバーがもっと増えてくれるといいのだがなあ。
たいていの人は名前がわかれば満足してしまう。これは要するに、ウミウシを単なる被写体、フィギュアとしか思ってない、ということだ。生物とは思ってない。だから生態に興味がむかない。
生物と思ってないから生息環境=餌の上からつまみあげて、つるつるの岩の上などに置いて撮影したりするわけで。
つるっつるの岩なんかの上にフツーいるわけないでしょ。そんなところにむき出しでいたら、捕食者にイッパツで食われちゃうじゃないすか。だから、そーゆー生態写真はダメ写真です。
コケムシだのカイメンだのがぐちゃーとしている中を、せっせと這っている。または餌の中に隠れてじっとしているのがウミウシなんだからね。
その、ぐちゃー、あるいは、こっそりした環境の中で、いかに分類形質をきちんと写し込み、かつ綺麗に写すか、が重要なのよ。
ウミウシはあんまり動かないから撮るのが簡単とか言ってる人には認識を改めていただいて、よりサイエンティフィックかつビューチフルな生態写真を撮ってくださいね、みなさん。
周囲を思いきりぼかしたようなアートな写真は、それはそれで素敵だと思います。ワタシには絶対撮れない・・・。