午後7時20分に先輩を空港に迎えに行く予定だったので、某ウミウシさんの固定をしてから出発して、空港に行く前に那覇で用事をひとつ済ませておこうと考えながら、午後の遅い時間にリフレッシュルームで遅い昼食をとっていた。
と、そこに先輩から電話。
「石垣空港に早めに着いたので、1本早い便で帰ろうと思います。那覇に着くのが5時になるんですけど、迎えに来てもらえますか」
「えーと、今は何時かしらん」
「4時ですね(笑)」
「なんやて! えーと、そしたら(と頭の中で今日の予定を変更しつつ)あと10分くらいしたら出かけるわ」
「はーすんません、よろしくお願いします」
リフレにいた同期の女子2人がそれを聞いていて、
「中野さんに送迎を頼むなんて! ☆☆さんって信じられない!」
「いや送迎は構わないの、送ったり送られたりが広瀬研の伝統だから。それに先輩だし」
「あっそうか、研究室では先輩ですよね」
「しかもかなり優秀な。学長賞を受賞するくらいだからね。でも予定を変更するなら、もっと時間の余裕をもって言ってほしいわ」
「何時に空港に着くって?」
「5時」
「もう4時過ぎじゃないですか!」
そこにまた先輩から電話。
「飛行機が遅れているみたいだから、5時半に来てくれたら大丈夫ですよ」
「(今からダッシュしても5時半にしか到着できへんわ!) はいはい」
で、暴走して、5時21分に那覇空港着。
「こういう時は昨日、遅くとも今日の午前中くらいには<1本早い便で帰ろうと思うのですが、ご都合はどうでしょう、迎えに来ていただけますか?>って聞くのが筋やろが! 直前に言うなんて! 言われた人の立場に立って考えんかい! 人の都合をもっと考えるようにせい!」と説教しようと思いつつ到着を待つ。
31分、先輩到着。
しかし、人なつこい笑顔で「ただいま!あ~楽しかった~!」などと言われると、ひゅるるるる~と説教する気が失せてしまうんだよね。
同じ<説教する気が失せてしまう>でも、うんざりして話す気にもならない☆★さんや★★くんとは違う。
まったく得な性分である、先輩は。
ウミクワ先輩は間違いなく、5歳程度年上の女房をもらうことになるだろう。