朝から海邦病院(整形外科医)→宜野湾のユニクロ(タンクトップを1枚買った)→北谷のジャスコ(食材と虫さされの薬を買った。ダンナのくれたギフト券でサンダルも買った)→ATM→郵便局→不動産屋→大学→帰宅。
は~疲れた。
整形外科医には、いつものロキソニンテープ(湿布)とノイロトロピン(痛み止め)をもらいに行ったのだが、話題はもっぱらダンナのこと。
「ご主人どんな具合ですか」
「最近腕立て伏せを始めました」
「(にこにこ)それはよかった。たしかご主人は武道をやっておられましたよね」
「はい。でも空手はもうできないと言っていました。赤星の件があったので」
「(は? という顔)」
「阪神の赤星選手がダイビングキャッチの際に頚椎を傷めて、このまま選手生活を続けると命にかかわるとかで引退しましたよね」
「ああ、はいはい。でも空手ぐらいできるはずですよ」
「(先生の想像している寸止めの空手とダンナのやってる極真カラテの違いを先生に説明するのが面倒になり話題を変える)年末に会ったときのことですが、外気温が3度とか4度とかの、非常に低い状況では、歩く際に足が自然に前に出ない感じでした。マフラーをして首を暖めると普通に歩けるようになりましたが」
「あちらで医者にかかっていますか?」
「いいえ」
「気になるようならMRIをとってみてはどうでしょう。といっても、特に処置できることはないと思いますが」
「(半絶句)、夏に沖縄に来ますので、その際に先生に診ていただきますよ。それにしても、なぜ痛みのない夫が手術をして痛みのある私が手術しないでいいのかと、夫が不思議がっておりました」
「ご主人のしびれなどの症状は、物理的にヘルニアが神経を圧迫していたので出ていたのです。痛みがあるのは患部が炎症を起こしているからで、神経の圧迫度合いと炎症の有無は無関係です」
「(今ひとつ納得できないが)はあ。ところで、私のレントゲン写真とMRI写真を夫に見せたいのですが」
「いいですよ」
「SDカードしかないんですよ。リーダーを忘れましたが大丈夫でしょうか」
「あ、高級そうなカメラですね。それで撮れますよ」
「レントゲン写真をデジカメで撮るんですか?」
「(看護婦さん横から口出し)先生、よく撮っておられますよ」
「ちょっと貸してください。これ、モノクロにするのはどうやったらいいんですか?」
「えーと、ここをこうしてこうやって。これでモノクロで撮れます(中略)先生すごい! さすがですね。私なんかストロボなしで撮ろうとしたら手が震えてブレますよ。さすが外科の先生!」
「いやいや、僕が撮ったのも、拡大して見たらブレてることが多いですよ。どうですか?」
「いやいや、ブレてませんよ。大丈夫です。さすがー」
「じゃあこっちの写真も撮ってみましょう。このカメラ、露出補正はどうやるんですか?」
「わーまだ20回しか使ってないから、よくわからないです~」
「あ、大丈夫。わかったわかった。よし! あれ? やっぱりダメだな。白トビしちゃった」
「(自分の頭蓋骨と頚椎のレントゲン写真を見ながら)あーほんとだ、とんでますね」
「ご自宅にスキャナありますか?」
「あります!」
「じゃあお貸ししますよ」
「いいんですか?」
「そのうち返してくださいね」
というわけで私は今、自分の頭蓋骨と頚椎のレントゲン&MRI写真を眺めつつ、これを書いている。
これぞポートレート。