博士後期課程ともなると、ゼミに配属された学部生の指導をするのも仕事のひとつになるのですが、この件に関しては昨年に続き今年もがっかりな日々を送っています。
あまりにも個人的な話題なので具体的に多くは書かないけれど、まあ要するに今年もハズレだったってことです。
1年生の頃からウミウシが好きだという、やつのやる気(「3月から5月は週に1回、少なくとも月に2~3回は某調査地点に通って定点調査します!」という発言)を私は信じて奄美大島だ高知だフィリピンだと出かけた。
しかし、やつのやる気は口先だけだった。
報告を聞いた瞬間「これでは卒論にならない」と思った。そこで私が先生に相談して、先生とやつと私で三者面談することにした。
あの薄弱データに、やつは危機感を感じなかったのかね。それとも私に怒られるのがいやで黙っていたのかね。
希望的観測で動くかと思えば、ダメ出しされるのが怖くてフリーズする。
先生に相談したのが水曜で、三者面談は本日。この2日の間にもやつのダメさを物語るエピソードは枚挙にいとまがないほどであったが、とにかく本日の話し合いの末、自主性と行動力が必要なフィールド調査で卒論を書くのはやめて、組織学的研究に方針転換することになった。
先生の指導に従って作業を進めるので、独自性もフットワークの軽さも必要ない。という意味で、やつ向きではある。
先生はきちんとご指導くださるだろうから、まともな卒論になるだろうし。
ゼミには必ず5分遅刻するし、(この後、あれこれ7行ほどやつのダメさルーズさ計画性のなさを列挙したけれど、可哀想すぎるので削除することにした)
あーいかんいかん、我慢我慢、野菜の成長を見守る農家の気持ちで、とは思うのだが。
広瀬先生はえらいなあ‥・‥・・。