編集長M氏に「中野さんが以前書いたアウトドアの本を見たい」と言われたので、軽い気持ちで捜し始めたところ見つからない。
以前ダンナと住んでいた家は広く、リビングの壁一面をマイ本棚にしていたので蔵書的な見晴らしは良かった。
でも今は6畳+キッチン3畳の学生アパートなので、ウミウシ研究に無関係な本は全部箱に詰めて、ダンナの置いていったセミダブルベッドの下に突っ込んである。
捜している本も、たぶんベッドの下にしまい込んだんだろう。
そこでベッドの下に潜り込んで箱をひとつずつ引っ張り出しては問題の本を探したのだが‥‥‥。
他の本につい寄り道をしてしまう。
さらに変な姿勢を続けたせいか無闇に疲れ、ついつい長めの昼寝をしてしまった(その結果、歯医者をさぼった)。
夜になっても引き続き、発掘したさまざまな本をジュンク堂状態(立ち読みならぬ座り読み状態)で読み散らかしていている。
「このジャンルの本は、たぶんもう二度と読まない」もけっこう出てきた。
和裁と編み物の本は全部捨てることに決定。料理と洋裁の本も半分以上捨てることにした。
今やHTML5 だしな、これらはもう時代遅れだよね、と思えるHTMLやDTPの本が1箱分出てきた。捨てるかとっとくか激しく懊悩した結果、次の引っ越しの時まで判断保留することに決定。
文系ライターとしての、かつての必需品(学参や旅行ガイドブックなど)は悩んだ挙げ句、ほとんど捨てることにした。
文学関係は、ここに越す前に厳しく吟味しただけのことはあって、全部残すことに決定。
私の余生に、これだけの小説・エッセイを全部読み返す時間があるか、はなはだ疑問ではあるけれど。
そんなわけで本と埃にまみれて過ごした今日、建設的な仕事はぜんぜんしませんでした。
それにしても私の書いたあのアウトドアの本は、いったいどこに消えてしまったのだろう???