私は社会人大学院生として琉球大学の大学院に進学したが、修士の2年間と博士の2年間はろくすっぽ社会人をしなかった。
だから正直、楽ちんでしたよ。ダンナと別居したり、まぁいろいろありはしたけどね。
しかし今期から社会人(=通勤する人)に復活してみて、つくづく、社会人大学院生って大変だと改めて思う。
私の場合、拘束時間は5時間だけだが、通勤時間で往復1時間半くらいとられるので、1日のうち6時間半は研究ができない。
残った時間から睡眠時間と生活時間(めし関係と風呂関係)を除いた自由時間の中で、論文を読んだり書いたり標本を整理したり解剖したり、休日には採集にも行かないといけない。
これは大変です。
楽ちんな時代に遊んでないで、博士論文を書ける資格を得ておいてよかった。
今期はもう気分は休学。もちろん社会人なので連載は書き続けるし、その他の物書きの仕事も続けるし、和文論文2本は絶対に書くし、査読もする。しかし根性と体力と時間の必要な英文論文の執筆は絶対に無理だ。来期、書けるように準備だけは(できる限りのことは)しておこう。
それでも私は社会人の皆さんに社会人大学院生になることを勧めます。
人生が通常の人の2倍楽しいはずです。