「和名のないウミウシに和名をつけてほしい」「和名がないと不便」とダイバーの皆様がいうから、そういうことならつけられる種からつけてやろうと思い、今春に発表した論文でいくつかの和名を提唱した。その和名は『ダイバー』にも発表した。
が、ぜんぜん浸透しない。
しかしそれもしかたない。論文の別刷りを読んでくれた人は主に研究者だからな。
ネットに載せないとダイバーの皆様に浸透はせぬのであろう。
ほにゃらら属の一種とか、学名のカタカナ読みとか、一般のダイバーの人らはそんな呼び方で満足しているんなら、もう和名提唱なんて
アホくさい、もとい、労多くして研究者としての実り少ない作業はやめよかな。と思ってしまうよ。
いや、標本が30種ほどあるから、ひとまずこれだけはつけてしまおう。
既につけてしまったのは、近々PDFを作って公表することにしよう。
『ダイバー』は掲載後ダイバーのwebサイトでも公表すると言ってくれたけど、公表してくれた形跡はない。
もう待ってられない。自分でやってしまおう。
和名提唱などさっさとやってしまって、もっと大変な研究に取り組まないとな。
おお、今日ももうこんな時間じゃないか。さっさと寝なくては。