昨日採集したウミウシさんを、奈良まで送らないといけない。しかも生きたままで。
今まで何度もウミウシを生きたまま内地に送って、その成功率は90%を超える私。でも今回はホストも同時に送らないといけない。
でも、まぁ、明日届けば大丈夫だろう。
宜野湾郵便局から送れば、発送した翌日に東京に届く。
宜野湾郵便局までは車で5分、日曜も午後3時まで開いている。
なのに今日はうかうかしていて、宜野湾郵便局に行きそびれた。
そこでクロネコヤマトの西原営業所(日曜でも午後9時まで開いている)に行くことにした。
3時10分に大学を出発。10分程度で到着するかと思いきや、ややこしい場所にあったために迷ってしまって到着時は午後3時35分だった。
急いで営業所に入り、受付の女性に確認する。
「奈良に明日までに届けてほしいのですが、届きますか?」
「那覇に?」
「奈良に!」
「・・・奈良に届くのは明後日になります」
「どうにかなりませんか。超特急便とかいうのを使ってもダメ?」
受付の女性が???となったため、奥にいた男性が、
「空港近くの小禄営業所まで持っていってもらえれば明日届くのでは」
「本当ですか? 小禄に何時までに届けたら、明日のうちに奈良に配達してもらえます?」
受付の女性が再び???となったため、奥にいた男性が再び、
「電話して聞けばいいさ」
そこで受付の女性が電話をするも、間違い電話をかけてみたり、要領を得ない質問のしかたをしたりして、
「小禄営業所に4時半までに持って行けば明日奈良に届く」ことがわかったのは、4時5分前だった。
沖縄自動車道をぶっ飛ばすと、西原ICから那覇空港まで10分少々で到着できることが今日わかった。
しかし小禄営業所の位置がわからない。そこで小禄営業所に電話をして誘導してもらうことにしたのだが、応対した女性従業員の説明が下手なのとイントネーションのせいで何を言っているのかわからない。
イライラして何度か「は?」と聞き返すと、「お待ちください」と断ってから、受話器の向こうで「道に迷ってからさ、ははっ」と笑う声が聞こえる。
むかついたので返事を待たずに自分で捜して行くことにする。
控えておいた住所とランドマークをたよりに、4時30分に小禄営業所に滑り込みで到着。
営業所に入ると、太った愛想の悪い女性従業員が出てきて、おもむろに「開封してもいいですか」
開けて見せると「到着時までに死んでもこちらの責任ではありませんから」
サイテーですね、クロネコヤマトは。ほんとサイテーです。
内地のヤマトは知らず、少なくとも沖縄のクロネコヤマトはサイテー。
以前、やはり生きたウミウシを伊豆から送ってもらった時などは、発送後15日もたってから届いたことがあった。当然生きているはずもなく、それどころか中身が腐って大変なことになっていた。
国営だった郵便事業に果敢に挑戦した創業者の気概を知ってるのかお前らは。
と思いましたよ。
一方、沖縄の郵便局で、このような不愉快な思いをしたことはない。
皆さんも沖縄に荷物を送る際は、郵便局を使いましょう。ヤマトはダメよヤマトは!
ま、それもこれも、午後3時に宜野湾郵便局に行けなかった自分が悪いのですがね。