午後6時から8時まで、首相官邸前でデモがある。
そこでD論の構成案を考えるのも講義の準備もやめて参加することにした。夕方、新宿ですっ転んだので、足下に不安が残るけれども。
6時からだというので6時に国会議事堂前で下車したところ、既に10,000人を超える人が集まっていた。
おばあさんからおねえさんまで、おじいさんからおにいさんまで。高校生や子連れのママの姿も。さまざまな年齢のさまざまな人が。
プラカードならぬ、プラファブリック。プロの活動家はこんなことしません。
やっと最後尾にたどり着いた。まだまだ多くの人が後から後から。
マスコミか一般人かよくわからないが、デモにはこの程度の撮影機材を持った人が大勢参加していた。一般人はみんなYou Tube に投稿するんだろうな。
六本木通りを左折。少し歩くと国会議事堂だ。
かわいい服をきた女の子も、プラカードを持って参加。私は次回は鳴り物を持って参加しようと思う。
国会議事堂前に到着。中にいる人たちにも「再稼働反対!」のシュプレヒコールは聞こえてるはず。聞けよ国民の声を!
普通のデモは拡声器を使ったアジテーターの声に参加者が追従して声を上げるのだが、今日のデモは自然発生的にシュプレヒコールがわき起こっていた。プロの活動家に先導されずに一般市民が自発的に声をあげている、このことをなぜマスコミは報道しない?
デモの上空をヘリコプターが旋回。どこの社のへりだろう。撮影したのなら報道しろよ。
→テレ朝が報道したようだ。やるじゃないかテレ朝!
多数のポチ登場。
午後7時。
読売新聞社の取材。取材するんなら報道しろよ、と怒りを込めて撮影返し。
1年以上たつが、福島の原発事故は未だ収束していない、にも拘わらず根拠のない安全宣言をし、再稼働しようとするなんて。事故直後の去年より怒りは深い。
右翼が妨害に来ていると聞いていたので、すわ、と思ったら、なんなんだこれは? ちなみに右翼様は警察が追い返したそうな。しかし「警察も粋なことをする」と思ってはいけない。活動家ではない一般市民と右翼が衝突したら大変なことになるからだ。
午後7時半。かなり疲れてきた。なにしろ久しぶりのデモ参加なのでペース配分がわからず、ひたすら「再稼働反対!」と絶叫し続け。
周囲の誰もが疲れているはずなのに、ずっと国会議事堂に向かって大声で叫んでいる。みんな怒っているんだよ。
私はというと、こんなにクソだった民主党に投票した自分にも怒っている。
お手製のさまざまなプラカードが頭上に掲げられた。
今ここで声をあげないと。
そう思う人たちが今日45,000人、首相官邸前に集まって、
原発はいらない、と政府に意思表示をした。
2時間ずっと「再稼働反対!」と絶叫し続けたためか酸欠で倒れそうになったので、自然解散を待たずにデモから離脱し、くたくたのへとへとのへろへろで帰宅。
その2時間後の「報道ステーション」ではかなりちゃんと報道したようだ。我々デモ参加者のシュプレヒコールは首相官邸に響き渡っていた。デモについて聞かれた野田と細野は、記者に返事もせずにその場から逃げた。ということがYouTubeを見てわかった。
本当の悪人は、野田や細野など民主党の国賊議員ではなく、財務省やら経済産業省の役人なんだけどさ。
それでもデモには参加しないと。このデモは大飯原発再稼働反対デモではあるが、ひいては民意を無視する政府と官僚への抗議のデモでもあるのだから。
国民など、いつまでも言いなりになる羊だ。と、いつまでも思われてたまるか。
来週のデモにも参加したいが、来週は大学で講義だ・・・。
関東に住んでいる人は反原発デモに参加しよう!