「なかゆくい」(という名のダイビングポイント)にいる。というのはわかっていたが、ビーチから「なかゆくい」に行く方法がわからぬ。
そこでホヤ後輩に登場してもらい、ビーチから200m泳いで「なかゆくい」にナビしてもらう。
しかしアンドレアがあまりにもダイビングが下手だったため、スムーズな移動ができず、目的の場所にたどり着けず。根ふたつぶん北だった、だけなんだけどな。ブツ見あたらず。
くそ。
今日は瀬底で花火大会があり、北上する道は異常に渋滞する。との情報を得ていたので、瀬底の2人とは2時になかゆくいでさよーなら。
その後大原拓と野本武蔵という、本島中部をメインに活動するガイドさん2人に会ってキセワタ情報をいただく。
2人からは午後の波情報もいただき、2本目は真栄田岬でしか潜れないことが判明。
外洋に面したところにキセワタ類はいないだろうなーと思いつつホヤ後輩と2人で潜水。案の定キセワタ類はいなかったけれど、数ヶ月一緒に潜らなかったうちにホヤ後輩のダイビングスキルがたいへん向上していたことに感銘を受ける。これからは私が面倒見てもらおうっと。
しかしこのまま引き下がっては、本島でウミウシを研究している者として非常に悔しい。
そこで明日は初心者と依藤博士にはスキンダイビングしていただいて、私ひとりでなかゆくいリベンジをしようと思う。
サンプル探しに正直、初心者は足手まといだ。アンドレアの経験本数40本は嘘だよ。40本であそこまで下手なんて信じられない。
と言うと、
「その彼女はそれで本当に理系なのか?」
とダンナが言う。
「そういや**ちゃん(ダンナの愛称)は1本目から中性浮力が完璧だったね」
と(当時を思い出し、スカイプでダンナの顔を惚れ惚れと見ながら)ダンナに言うと、ダンナ答えていわく、
「息を吸ったら浮き、吐いたら沈む。当然だろ。そこで理系は、どの程度吸えばどの程度浮くかを自分の内部にデータ化して次のダイビングではどのようにすればいいか、を自分なりに考えて備えるんだよ。人の言いなりではなく自分で工夫してさ。そのようにして潜れるようになれなくて、研究者とかいうなよなー」
さすが、工学部。
理学部の生物系なんて、工学部に比べればじぇんじぇん理系じゃないからねー。
動物の飼育がうまくできない場合に「上手に育てられないのは、あなたの愛情が足りないからよ」などという阿呆な発言をする人がいる学部ですから。
まあとにかく、明日のリベンジのために今日はもう寝よう。唯今23時だ。
ところで今日の佐渡はどうだったかな~(なぜか激しく気になる)。