ふたつ前の記事に、
嗚呼しかし、今はその時間すらない。生活関連文章の執筆プライオリティのほうが高いゆえ。
(中略)
そんなわけでD論構成案が出来たのに、執筆を開始せず、夜は取材の下調べをしている。
(中略)
予定では9月中旬発売開始です。それまでに作らないと授業料が、いや生活がやばい。
(後略)
と書いたけれど「広瀬研だより」はイヤイヤ書いているわけじゃありません。
あれのおかげでずいぶんたくさんの研究者の方々と知り合いになれた。
できれば卒業後も続けたいくらいです(渡井さんへ。これはマジです)。
それから「理枝さんは本当にそんなに貧乏なのか、ネタではないのか」と思っている人もいるようですが、私の赤貧は事実です。
大学院に入学してもそれなりに稼ぐつもりだったし、ダンナの収入にも頼れるかナ、とも思っていたので、進学前に準備しておいたカネはン100万円(ヒント:500万円以上1,000万円未満)程度だった。
しかしこの認識は甘かった。今や貯金はン100万円のマイナスである。
学部時代から奨学金をもらっている同期や後輩に聞くと、20代半ばにして既に500万円超の借金を背負っている人がけっこういる。
「既に一財産分の借金があります」「大学院修了の時点で、800万円とか、そのくらいになりそう」
だそうだ。
「卒業よりも、早く安定した収入を得たい気持ちのほうが今は強くなっている」とか「研究を続けたくても借金の重圧がありすぎて」「先輩方の苦労を見ていると博士後期課程に進むのに躊躇する」などの意見も。
何度も何度も何度も、くどいくらい書きますけどね。
国立大学の大学院に通う学生はそれなりに優秀な頭脳を持っているはずなのですから、公的機関も企業も、院生に経済的な援助をもっとすべきだと思います。優秀な頭脳を大事にしないのは国家的損失ってやつです。
そして私のような、半ば趣味で研究している社会人大学院生にも、利子ゼロの院生融資をすべきだと思うわマジで。
でないと「生涯教育」とか、単なるかけ声だけに終わってしまうでしょ。
この国はかけ声だけ、ってのが多すぎるけどね。枝野の発言なんかその最たるものよね。
枝野で思い出したけど、2番じゃダメなんですよ研究というのは。その道での1番を目指すつもりがない人(組織)に新知見など得られるわけがないでしょ。
レンホのようなバカ女を大臣に据える民主党なんかに投票しなければよかった。