予備審査には通った。次は本審査だ。本審査に通ったら、学位=博士号を授与されて、めでたく大学院修了の運びとなる。
しかし修了がゴールではないのよ。学位授与されて初めてプロの研究者としてのスタート地点に立つわけでしてね。
(注:学位を持たないが第一線で活躍している、そんな研究者もたくさんいます)。
そんなわけで、学位授与された(正確には授与される予定の)来年度からは教えられる側から教える側に立場が変わる。具体的には、琉球大学理学部の博士研究員として学部生相手に生物学の授業をする。つまり非常勤講師。なんとまあ、この私がね。自分でもびっくりである。
といっても博士研究員8人でリレー式に行う授業なので、授業を受け持つのは年に4回だけですが。
今日は正午から、その授業の説明と打ち合わせ。
打ち合わせの後は私と同様にリレー授業に講師として参加するイカ行動学の杉本博士と、2人でランチをしながら情報交換。
午後2時過ぎにラボに戻ると、お茶の水女子大の館山臨海実験所に異動になったポスドクの慎美子さんがしばしの里帰り(?)をしていた。「館山の海の動物たち」のようなタイトルの小冊子を実験所で作る由、ウミウシのページは私が担当することになる。
午後4時にいったん帰宅。1ヶ月ぶりに愛車デミ男で<サンエー西原シティ>に。2週間は籠城できると思われるほどの食材を買い込む。
午後6時、再び大学に戻り、リフレッシュルームで夕食をとった後(これからの1ヶ月はまた弁当生活だよ)、予備審査会から戻ってきた博士論文の初稿に目を通しているのですが・・・・副査の先生の赤入れ、つまり訂正指示、というか要するに「ダメ出し」のあまりの多さにクラクラし、とっとと家に帰って鹿児島土産の芋焼酎を飲んで寝たくなってしまった。
東京にいるときと沖縄にいるときの生活内容があまりに違うので、帰沖して2日間くらいは研究生活にすんなり戻れない。
大丈夫か、あたし。
零時の追記:
もうダメだ、家に帰って芋焼酎飲んで寝る。