大阪で忙しくしていたせいで(言い訳ですよ)、受託手荷物の重量制限を20kg に設定したままだったので、なんたることか、ウミウシ図鑑どころか着替えのTシャツも2枚しか持っていけない。お土産も。嗚呼。
しかしもう時間がないので出かけるのだ。
日暮里までダンナが送ってくれる。やさしいダンナだ。大事にせねば、と思いつつ、今回も1ヶ月放置して私はひとりスギ花粉から逃れるためにバリに行く。
悪天候のため飛行機の離陸が1時間ほど遅れる。機内で寝るつもりが、赤ワインが意外においしく、ついついグイグイやりながら映画を見て過ごしてしまう。見たのは映画「スティーブ・ジョブズ」と007の新作(どっちも☆ひとつかふたつレベル)さらには「孤独のグルメ」まで見てしまって結局一睡もできず。くだらん映画など見ないでさっさと寝ればいいのにねぇ。
離陸が遅れたせいで、ジャカルタ到着は日本時間で午前3時。空港からタクシーでホテルに。
運転手に「80ドルだよ」と言われたので「そんなに払えるわけない」「高すぎる」「私がもし金持ちだったら気持ちよく払ってあげたいけど、私は貧乏なのでそんなに払えない」とゴネる。
「ルピアとドル、どっちを持ってる」と話を変えたので、
「どっちも少ししか持ってない」と答えると、
「じゃあいくらなら払えるんだ?」
「30ドル」
「ねえさん……、今は深夜だよ、昼間なら50ドルでいいけど」
「いや、日本でも夜のタクシー代は高いけど、それでも80ドルなんて考えられない」
「ジャカルタは物価が高いんだっつうの」
「日本より高いのか?」
とかなんとか、こう書いていると普通に話しているようだが、状況は真夜中で、周囲は真っ暗、前後に走る車もいない。でもここで負けてたまるか。私は大阪人だ!
「とにかく私はカネがない。かばんを見ればわかるだろう(旅先のどこだったかの国で買ったスーツケースをもう15年使っている)」
すると運転手、ガソリンスタンドに入り車を止めた。ちくしょう、強硬手段に出やがった!
「ガソリンがないんだよ…50ドル払え!」
しかたなく40ドル払い、
「これしか払えない!これ以上払ったら私は明日どこにも行けなくなる!」
ということで、一応最初の提示額の半額で妥協した。くそー!
日本時間で午前4時、ジャカルタ時間で午前2時にホテル到着。蚊がいる。数匹殺したところで疲れてしまい、寝転んでテレビをつける。 何を言ってるのかサッパリわからない(でもストーリーはなんとなくわかった)インドネシアの歴史ドラマとか、何を言っているのかサッパリわからないが八角形のリング上で戦う格闘技とか、あれこれ10分ほど見て就寝。
2時間寝て、起きたら布団から出ていた顔を3ヶ所、蚊にやられていた。
朝からタクシーの運転手と交渉するのはイヤなので、出発の2時間半も前に空港到着になる&ほとんど寝られない、けれど、敢えて無料のホテルのシャトルバスで空港に。
エアアジアはターミナル3からの発着。どこの国でもLCCはターミナル3なのか、と思いつつ搭乗口までやってきて、時間があったので今これを書いています。
午後7時追記:
バリ島で<ノーブルバリ>の三浦褒子さんと無事に会えた。クタのイタリアンレストランで遅めのランチをとり、今日はデンパサールの褒子さんちに1泊させてもらう。
明日いよいよトランバン(トランベン)に移動します。
☆