今日は10個体ほど見せてもらい、自分で5個体ほど見つけ、のんびり撮影。採集できない=研究対象にできないのだったら、今後のために1個体1個体をよーく観察しておこうかなと。
まず、見せてもらったもの。
Trapania caerulea。和名はもう決まりだな。
餌場にうずくまっていたところ、ちょっとごめんよ、をしたところ猛烈なスピードで逃げ始めた。なのでこの八放サンゴはこの子が本来いる場所ではありません。でもまあウミウシだって餌がなくなれば移動しますからね、昨日のやつみたく。
Trapania sp. この子も移動中。
新ゴスデスレンス図鑑の
Cuthona sp. 26。 この子も移動中。もうちょいピンのあった写真もあるのですが、Foot corner まで写っているのはこれしかなくて。
Eubranchus mandapamensis。今のところは、ね。
この子も昨日のやつと同じでガヤにつく種なのですが、撮影している途中でガヤが折れてしまった。流されたら可哀想なので地面に下ろしたら、もう必死のパッチで歩き始めました。折れていない手近なガヤを差し伸べたところ、えんやこら登って、その後「あ~家に辿り着いた、よかった」という感じでほんわかしてました。
生きているんだね……。
ちなみに、写真は必死のパッチで移動中。こっちも必死で撮影。
こういう擬人化は科学者としてどうなの、と言われることがあるのですが、私はある程度はいいんじゃないかと思っています。
8mm くらいのホシゾラウミウシ
Hypserodoris infucata の子ども。間違えている人がいるらしいのですが、
Hypselodoris kanga ではないと思いますよ。
でも実はですね、
大人のホシゾラくんは模様が2パターンあって。塩基配列的にも違うので、これは近い将来2種に分かれるんじゃないかと思っています。
本日のガイドのエカ。いい目してます。しかも私の撮影が終わったところで「ちりりん」と鈴を鳴らしてくれる。小さいウミウシの場合は撮影のためのポジションを決めるまで、そのウミウシがどこにいるか指し示しておいてくれる。私が下手なダイバーだということをよくわかっての対応。素晴らしい! 養子にしたい!
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