ここのところ私の専属ガイドはジャヤ。海の中で呼ばれたり、呼んだり、助けてもらったり、のタイミングが絶妙になってきた。ジャヤと一緒だとまったくストレスなく潜れる。すごい。
褒子さん、たった3年で、よくぞここまで仕込みましたね。さすが。
陸では海への行き帰りに、カメラのモニタを見せて、和名を教えてあげたりしています。
「これはキイッポンウミウシ」
「キイッポン、キイッポン、……キイッポン?」
「黄色のラインが1本。これは3本あるけど」
「???」
今日はキイッポンを4個体見た。やっと鰓を出したままのがいたのだが、嗚呼触角が……。
キイッポンなんか5mm くらいでしょ。オケニア・リクリクなどは3mm ほどなのに、どちらも今日は4個体見つけてくれた。つまり、ここにはそれだけいる、ということなのだが、それとて見つける目があってこそ。
このまま育って、立派な大人のウミウシガイドになってほしいなあ。ジャヤ、早くカタカナ覚えてね!
サテこれは何だろう。というようなのが毎回見つかる。ここのところ不明種が見つかっても「「おやまたか」的スルー状態になってきている。だってさ、標本とれないし、しかたないでしょ。
今までトランベンで撮影した中で、ワタシ的にはこの写真が最大のヒット。体長5mm ほどのオケニア・スクッラが、全長1mm ほどの単体性内肛動物を摂餌しているところ。ピンが合ってないけど、それでもサイコー!TG2でもここまで撮れる、というより、今日はマーシーさんのアドバイスのおかげで水没どころか曇りもしなかった。まずはジャヤの目に、ついでマーシーさんに感謝!
目撃できて嬉しい反面、これを腕利きのカメラマンがデジイチでバチッと撮ってくれていたらなあ、と、残念にも思う……。
まだまだ撮影しましたが、今日はこれまで!
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