Phyllodesmium がほぼ終わった。
Sakuraeolis、
Aeolidia、
Baeolidia、
Bulbaeolidia、
Cerberilla、
Pleurolidia、
Glaucus、と順にやっつけていけば、あと
50 60種ほどでゴールだ。原稿は(ざっくりとは)もうほとんど書いてあるので、後はそれを書き直して、写真を選んで、台割を作って。
でも異旋類と翼足類が実はまだ手付かずだし、歯抜けな箇所もあちこちにある。何人もの専門家と相談しながら進めているので、脱稿には未だ程遠い……。
今月下旬までに脱稿できれば4月には出版できるそうだけど、不測の事態を想定して、中旬までに全部書き終えたいと願って日々頑張っています。とはいえ不測の事態つづき(驚天動地な分類学的変更を行ってくださる論文が発表されたり、大先生が大間違いをしでかしてくれたり)なので、本当に中旬までに書き終えられたら、正直、私って凄いと思う。
By the way.
その
Phyllodesmium の中に、ワタシもしかしたらこれが一番好きかもしれない、と思っている超きれいなミノウミウシがいてですね。
私はそれに美女という意味の「手弱女(たおやめ)」を冠してタオヤメミノウミウシという和名を捧げようと思ったわけですが、そのウミウシと同時期に学名のついた以下の写真の種は、その種と非常に似ているけれど、1点違うところは……触角にトゲがある。
あたしのこと? と言っているようにも、てへ? とか言って鼻の頭をかいているようにも見えますね。
綺麗なバラにもトゲがある。綺麗なウミウシでトゲがある。であれば、そういうウミウシにふさわしい名前をつけてやろうと思いたち、「悪女 類語」で検索したところ、
コケットリーな ・ 甘ったるい ・ 甘ったるい声 ・ 小悪魔的な ・ 蠱惑的な ・ ものうげな ・ 間のびした口調 ・ 惑わせる ・ 甘えるような ・ 可愛い悪魔 ・ かったるい ・ 舌足らず ・ 中年男を迷わせる
……中年男を迷わせる?
なんで中年男限定なんだ!
少年や青年や初老の男を迷わせる場合は悪女ではないのか?
いや、この場合は迷わせる、ではなくて、惑わせる、ではないのか?
そういえば、ウミウシに惑わされている中年男を私は何人も知っている……。
では中年女が惑う相手は誰だろう。少々古いけどヨン様か、それともホストか、氷川きよしか。
益田さん(故人)ならそのまま「ヨンサマミノウミウシ」とかってつけちゃうんだろなー。
など、下らないことを延々と考えて2時間くらい時間を無駄にしてしまった。
バカだ……。
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