朝から母を連れておでかけ。今回のミッションはほぼ全て完了。遺族年金関係のみ書類に不備が見つかり、年金事務所だけは明日に延期。
午後ぽっかり時間ができたので、母と紅葉を見に行くことにした。自宅から奈良までは電車で1時間なので、最初は明日奈良に行って素晴らしい紅葉を見ようと思っていたのだが、残念なことに明日はお天気が今ひとつな模様。そこで予定を今日に変更し、近隣の紅葉スポットである大阪城公園に行く。
私は大阪城公園、実ははじめて。母は2度めらしい。
「自分ひとりで1回だけ来たことがあんねん」
「いつ頃?」
「大阪に戻ってきた時」
「何年か前?」
「ちゃうよ、何十年も前。ひとりで来てん」
「パパは? ……、ああ、ワシ興味ない、て言いそうやなあ」
「そうやろ、せかやらひとりで来て、天守閣の上まで登ったった。景色よかったでー」
「今回はどうする?」
「今回はええわー、しんどいし」
ということで天守閣には登らず、見上げるだけにする。
見上げて「ここが太閤秀吉の~」と口にすると、竹中直人の顔が頭の中にバーン!と大写しになってしまった。私の中では豊臣秀吉=竹中直人、なんですねえ。
歩行器に座って休憩中のところを、歩いてきたドイツ人らしきガイジンに撮影してもらう。しかし嗚呼なんたることか天守閣がほとんど写っとらん……。この後天守閣のよく見える、もっと良い場所で日本人のおっさんに撮影したもらったんだけど、嗚呼なんたることか2人とも目を閉じていた。しかも全体に「紅葉スポット」といえるほどの紅葉ではなかった。なんやねんこれ、ちょっと文句言うたろか、って感じでしたが。文句ぶーぶーも大したことのないぶーぶーなら記念になります。
これからは可能な限り母をあちこちに連れ回そうと思う。
午後1時すぎに大阪城公園の駅前に戻り、駅前のレストラン街(というほどのものではない)でランチ。安くてまずそうな店か、やたら高い店しかない。大阪人、商売下手やんか、と思いながら、安くてまずそうで空席がやたらあるのにシステムが悪いせいで行列のできている実にしょーもない店で美味しくもないカレーライスを食べる。
「肉がいっこも入ってのうて美味しなかったなーおうちでなんか美味しいもの食べよ」と母は言い、帰宅してからマドレーヌを半分食べた。けっこう元気である。
母はこの後鍼灸院に出かけるので、合間にせっせと仕事をしよう。
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