「表現の不自由展」が脅迫メールだのなんだので中止に追い込まれたことは本当に残念だ。
あのようなイベントを行うとアホ右翼が脅迫まがいのことを言ってくるのは織り込み済みのはずだから、もう少し骨のある対応をするものだと思っていた。その点で津田さんは読みが甘かった。
それでも愛知県の知事はまだ立派だった。
残念だったのは名古屋市長だ。自分の発言がどういう影響を及ぼすか、想像力がまるで枯渇しているかのような発言だった。
カワムラ市長さん、かつてはあんなアホではなかったはずなんだけど。
あの人が市長で、名古屋市の人っていいなあ、と思ったことがあったくらいなんだけど。
カルピスのマークが黒人差別っぽい、と、どこぞのガキが言っただけで企業のシンボルとも言えるマークを変えてしまったように、この国の人は忖度がすぎる。
「それがどうした、あんたはそう思うかもしれないが、私はこう思う」と、どうして言えないのだろう。
民主主義が、まったく育っていない。
戦後70年以上もたっているのに。
今回の展覧会の中止で、この国の言論の不自由さが、ますます増すのではないかと心配。
私は自分のブログでは20年近く言いたい事を言ってきたけれど、今後ますます言いたいことを言うことにした。もしエキサイトから文句を言われたり強制的にブログを閉ざされたりすることになったら、他の手段(自分のサーバで、自分でブログのプログラムを書いて)、「実名」で言いたいことを言い続ける。
匿名で人を誹謗中傷するやつらには、言いたいことがあるのなら、おのれの顔と実名をさらしてから言え、と言いたい。
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