日々是匍匐

ついに発せられた認知症ワードに戦慄

　夕方、母が「あたし今日、晩ご飯食べたかな？」と私に聞いた。

　戦慄。

　認知症が進むと食べたことを忘れるらしい。

　遂に来たか、この時が。

　しかし、よく聞くと「しんどいねん。食欲ないねん。おなか減らへんから、もう食べたんやったかな？と思ったんやけど」。

　まだ大丈夫だ。

　とはいえ、あの大食いの母ちゃんの「食欲がない」発言。これはこれで戦慄。

　寝室に戻る前にカルシウムせんべいを4枚も食べたので、今日のところは大丈夫だとは思ったけれど。

　散歩につきあう際に、歩く速度や息の上り方、などから最近急に弱くなったなあ、と感じていた。

　私は来年4月にセブに行くんだからね、頼むよ母ちゃん。

ヒートテックの嘘

前々からヒートテックの温かさを信じていなかったので、クーリエ・ジャポンの以下の記事はまさに溜飲が下がる内容でありました。

実際のところ「ユニクロ」のヒートテックと「重ね着」どっちが暖かいの？

　温かいのかもしれないけれど、これ1枚で事足りるというのは嘘。広告でしかない。

　ということを自分や仲間の体で実験して検証しました。

　ヒートテックを3枚重ねたら水温15度以下の海で潜るドライスーツのインナーになるなどと言ってる人が某国立大学の教授にいましたが。元広告屋の私に言わせれば、広告を鵜呑みにするなんて笑止。でしかない。

　ヒートテック3着より厚めのフリース1着＋貼るカイロのほうが、低水温に耐えられる時間が長いです。

　ユニクロの先端技術よりもフリースなどの中に含まれる「体温で温まった空気」のほうが温かい。ってこと。

　着ぶくれ万歳。ですね。

トロント・ブルージェイズに勝ってほしかった

　今日はドジャーズがワールドシリーズで優勝したことでTVもネットも大盛り上がりみたいです。

　たしかに大谷はすごい選手だし、山本というピッチャーの技術も度胸も大したものだと思う。でも相手のチームって、カナダのチームでしょ。一方ドジャーズはホームランバッターばっかり揃っている、アメリカの金満チームではありませんか。

　アメリカが最近大嫌いで、あれほど再訪を願っていたニューヨークにも、もう行きたくなくなった。トランプが大嫌いというだけではなく、ああいうのを大統領に選んでしまう国の人は……。一方カナダはアメリカほど金持ちではないけれど、民度が高くて昔から好きです。ゴスライナーさんとサンドラ・ミレンさんの違いですね。このたとえがわかる人は日本中に100人いないか。トランプとカーニーの違いといえばいいのか。

　オータニさんで日本中が盛り上がっている今日こういうことを言うと、またいろいろと言われるんだろうけど（誰に何を言われても別にいいけど）、ばかすかホームランを打つような戦い方をするドジャーズに対して単独スチールで塁を進めて、そこから1点をもぎ取るような戦術で互角に戦ってきたブルージェイズに、私としては勝ってほしかったなー。

　NHKが「ここはアメリカか」みたいな実況をして、それにもうんざりした。ドジャーズの試合の放映権に莫大な受信料を使ったから、ここぞとばかりにドジャーズ寄りの実況をしてさあ。ダイジェストを見ただけでうんざりしたんだから、ライブで見たらどんなにイライラしたことだろう。

　そういえば10月27日に和歌山ラーメンを食べた白浜の店の店員のおばちゃん（野球のルールがわかるんですか？　というような年齢の女性）もテレビかラジオを聴きながら「ドジャーズが」「大谷が」と言っていた。

　はー、やだやだ。

　

風邪を引いてしまった

　昨日。いくつかのメール（英文含む）を書き終えて、さて論文の書き直しにとりかかろう、査読から戻ってきて半月たつのにツアーの準備と開催のために放置していた、やばいやばい。

　ところが夕方から肩が凝り始めて、はなみずぐずぐず。

　やばいなんてもんじゃない。

　そこで葛根湯を飲んで寝た。

　で、今日。鼻水はとまったけれど、まだぐずぐすする。耳抜きがしにくい状態。引き続き葛根湯の世話になる。

　ちょっとした気温の変化で、すぐに風邪を引くようになった。体力が落ちているのだろう。同病のSさんによると、腰痛者の体力づくりには散歩かスイミングが最適だそうな。そこで1日1時間歩くつもりになっていたのだけれど、今のところ1週間に1～2回しか歩けていない。出かけようとすると母がいちいち「どこ行くのん」「いつ帰ってくるのん」「気ぃつけてな」「財布取られんようにな」。あーうるさい。私は小学生か。対応が面倒なので、用事がないと出かけにくい。できれば部屋からも出たくない。

　つい最近、体全体の筋肉量を計測してもらった。上半身はよしとして下半身（足）は同世代平均の7割の筋肉しかないという結果だった。今年は具合が悪くて寝てばかりだったからな……元気な時は座りっぱなしだし。やっぱりあの足踏みマシンを買うべきか。整形外科医が「中野さんは立って原稿を書くといいですね」と言っていたことだし。

大絶滅展

　ずいぶん前から楽しみにしていました。チラシを壁に貼ってあるほど。

　いつ行こう。

　貝類展の時は、誰か一緒に行きませんかと呼び掛けたところ、大学院の同期が手を挙げた。

　展示を見ている時は理系どうしで話が早く、それはよかったのだけれど、ランチに入った店でいきなり職場の愚痴を聞かされた。

　さほど親しくもない人の、知りもしない職場の愚痴を聞かされるって。

　彼女が愚痴をこぼすのは、私が彼女の親の世代だからかな？　と最初は思った。大学院時代、私は同期や先輩や後輩の人生や恋愛の悩みをよく聞いたので。けれど違った。愚痴の次に、国内外の海をさんざん潜り倒して、挙句に海底を這うようになった私に向かって「パラオに行きたい」と言い出した。それで理解した。この人には、自分が相手の立場だったらどう感じるか、という想像力がないのだ。昨日も書いた「謎のマイルール」を採用して生きている人だ。

　後に、この人はTPOを選ばず・相手を問わずに職場の愚痴を言いまくり、「だって高卒だし」と上司を軽んじ、他人に失礼なことを平気でやらかすことが判明した。あれでは職場で良い人間関係を構築できるわけがない。アラフォーであれでは一生あのままだろう、そう思うと不憫ではある。しかしジェントルなNPOの男子会員たちでさえ不愉快そうな顔をしたので、2度と接点を持たないことにした。謎のマイルールを採用している人はマイルールな世界で1人で生きていってもらうしかない。マイルールな人にいちいち関わっている時間はない。

　ここまで辛辣に書いておけば、彼女から連絡がくることはもうないだろう。

　今度の科博（上野のほう）はひとりで行こうかなー。NPOのメンバーと一緒に行くと、解説係をしないといけなくなる。それはそれで自分の勉強になるからいいんだけど。

　お友達を誘おうかな。

　ついでにユトリロ展も行こう。いやいやハシゴはちょっとしんどいかもよ。どうしようかなー。

　こちらは12月14日まで。

　11月は論文執筆月間なので、12月上旬の平日。日程だけは決めた！